【明慧日本2014年11月2日】湖北省公安県の法輪功学習者・湯春輝さん(20代男性)は今月14日、県610弁公室の副リーダー・謝峰らに不当に連行されて拘禁された。
当日午前、湯さんはバイクで高齢の女性法輪功学習者と共に法輪功の資料点に行った際、中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷宣伝を信じている人に通報され、麻豪口派出所に2時間、拘束された。2人の女性法輪功学習者は当日中に解放された。
湯さんは、県610弁公室から公安県留置所に移送されて拘禁されているが、いまだに家族に知らされていないという。親族は数回、610弁公室で担当者を捜したが、長時間待たされるだけで、一向に担当者と会えなかった。しかたなく、謝峰の家を訪ねて、湯さんの解放を要求したが、謝峰は自分がやったことを認めようとしなかった。しかし家族は「事態ははっきりしていて、やったのはあなたです」と言い張ると、謝峰は言葉を失った。しかし、謝峰は、妻と一緒に湯さんの家族にこう言った。「大丈夫です。心配しないで下さい、ちょっと学習させてあげるだけですよ」。謝峰は湯さんがどこにいるのかを教えなかった。
家族が湯さんの拘禁されている場所を知ったのは、当地の留置場を見つけた時だった。しかし、留置場側は面会を認めず「面会には国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の許可が必要だ」と言った。
今月17日早朝6時25分頃、家族は再び謝峰の家を訪ねた。家族は謝峰に頼み込んで面会の許可証を書いてもらった。だが、留置場の警官は衣服を持って行っただけで、すぐに留置場の門を閉じてしまった。それからは、いくら叫んでも門を開けてくれることはなかった。謝峰が留置場に電話をかけ、圧力をかけた可能性もある。同時期に、湯さんの妻も610弁公室を訪ねたが、湯さんについての情報は何も得られなかったという。
少年時代の湯さんは、やんちゃでよく学校をさぼる子供だった。青年期には、賭博に手を出したこともあり、両親はとても心配していた。1999年、湯さんは縁があって法輪功に出会った。法輪功は人を善へと導き「真・善・忍」の教えに従って好い人になるよう教えている。湯さんは人間としてあるべき本当の道理を理解し、以前の悪習慣を根本から正した。老人を尊び子供を可愛がり、一生懸命に働いて人に善く接し、周囲からの評判はとてもよかった。
湯さんが「真・善・忍」を信奉しているという理由で、連行されて迫害を受けていることは多くの人にとって想像ができないかもしれない。湯さんは2004年、警官に不当に連行さ れ、20数日間、飲まず食わずだったこともある。湯さんは息も絶え絶えで危篤状態になった末、親戚の家に連れて行かれて放置された。
現在、家族は再び湯さんの身を案じ、非常に心配している。そして、湯さんが一刻も早く家に帰れるよう、多くの人々に救援を求めている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)