【明慧日本2014年11月28日】吉林省の舒蘭市裁判所は6日午前10時頃、610弁公室の指示の下、上営鎮太康小学校の教師・趙永才さんに対して不正裁判を行った。
趙さんは法廷で「法律に基づいて、私は罪を一切犯していません。今日の裁判はまったくの無実です!」と述べた。趙さんの弁護士が無罪を主張した際、検察官は何も答えられず、いい加減に休廷した。
裁判所は開廷することを事前に家族に知らせていなかった。情報を得た親族が裁判所に駆け付けた時、610弁公室のメンバーが裁判所の入り口で塞いでおり、身分証をチェックし、10時半から開廷すると言った。10時半になって、弁護士が裁判所から出てきた時、家族はようやく騙されたことに気付いた。
趙さんは7月4日、勤務先で国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と派出所の警官に連行され、携帯電話などの所持品を押収された。7月15日、趙さんは南山留置場に移送された。
趙さんが不正裁判に直面したため、家族は現地の弁護士に依頼した。家族は公安局に行き、それぞれの局長を訪ね、局長たちはお互いに責任を人になすりつけ、自分の権限内ではないと言っている。
8月27日午前、趙さんの母親と他の親族は再度公安局を訪ねた。副局長は横行な態度で「お前らが来るのはすでに3回目だろう、お前らはすべて法輪功だ」と言った。そして、副局長は南城派出所に電話をかけて、「法輪功がここで騒いでいる……」と伝えた。間もなく、呼んできた数人の特殊警察が、趙さんの母の頭を押さえ、手を後ろに回して、車に押し込んだ。もう1人の親族も車に引きずり込まれたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)