【明慧日本2014年12月14日】ウクライナ・オデッサ市で「真善忍国際美術展」が先月29日に開幕した。美術展は10日間にわたり行われ、当地のテレビ局は34分放送の番組で美術展を生放送した。
放送中、司会者は美術展のみならず、中国共産党からの脱退、中共政権による法輪功学習者からの臓器狩りなども取り上げた。司会者・イリーナさんは「この美術展は人々に重要なメッセージを伝えており、人々を覚醒させ、失われた精神と理念を取り戻すための手助けになる」とコメントした。
テレビ放送画面
美術展の主催者・アレクサンドラさん
テレビに出演した美術展の主催者・アレクサンドラさんは「2008年、ウクライナで初めて美術展が行われて以来、全国で22回行われてきました。この美術展は人々を苦難から解放することができ、さらに心霊を昇華させることができます」と紹介した。司会者は法輪功が心性と命を修める功法であることを紹介し、この美術展に出展した3人の画家・張崑侖氏、陳肖平氏、凱瑟琳氏を取材したビデオを放送した。
現在の情勢に話が及んだとき、アレクサンドラさんは「私たちはこの宇宙の一分子であり、宇宙の法理を認識すべきです。現在、世界で発生している一切を、私の理解では、人々は選択しなければならず、良いこと、悪いこと、善と悪を見分けなければなりません。これは人々の目の前に置かれている課題です。展示されている絵画の中に「位置を決める」という絵画があります。この絵画は張氏の作品ですが、天上、人間、地下という世界を描写しています。中国において史上最悪な人権迫害が発生しています。1999年以前、一億人以上の人々が法輪功を学んでいました。「真・善・忍」の教えに従って修煉した人々は、健康な体を得ただけでなく、道徳の向上にもなりました」と話した。この話を聞いた司会者は、「良好な精神状態が身体の健康を改善できるということのようです」と付け加えた。
もう一人の主催者・スヴェトラーナさんが「この絵画展は共産主義がどのように人々を迫害し、ジェノサイドを行ってきたかを暴いています。今、人々に共産主義の邪悪さを認識させることがとても大事なことで、それは人々が自ら(善悪の)どちらかを選択しなければならないからです。人々がはっきりとわかっていなければならないのは、共産党が人々に何をもたらしたかです」と話すと、司会者は「多くの人々が非業の死を遂げ、共産党の被害者になったのです」と答えた。
中国の現在の社会情勢について話が及んだとき、記者が「中国は軍と警察、巨大な人的資源を持っていますね」と話すと、サンドラさんは「『共産党についての九つの論評』が出版された後、共産党は大きな衝撃を受け、中国共産党からの脱退がブームとなりました。その書籍は27カ国の言語に翻訳され、世界中で流通しています。そのほか『天は中共を滅ぼす、脱党して命を守ろう』と書かれた紙幣が流通しています。今はすでに一億八千万人が共産党組織からの脱退を声明しています」と話した。
番組の終わりで記者は「今の中国では、人々が経済の成長を最重要視し、富豪は経済利益しか見ておらず、多くの人が金銭で道徳と文明を買収しています。次世代は金銭的利益と精神文明のどちらかを選択しなければならないでしょう。この真善忍美術展は人々を覚醒させ、失われた精神と理念を取り戻す手助けになることでしょう」と話した。最後に記者は、主催者2人にお礼を述べ、番組は終了した。