1999年7.20以降、中国共産党政府は法輪功に対する弾圧を開始し、大勢の法輪功学習者を不当に連行した。王さんは2000年12月25日、法輪功迫 害の停止を求めて北京へ行ったが、天安門広場で警官により連行された。その後、警官は王さんを撫順市に送還して同市拘留所に拘禁した。
拷問のイメージ図:灌食
拘留所で王さんは断食をして迫害に抗議したが、警官に病院に連れて行かれて灌食をされた。ある日、王さんは拘留所で法輪功の功法を練習したため、冷水をかけられた。その後、王さんは労働教養2年6カ月を宣告され、撫順市労働教養所に拘禁された。
拷問のイメージ図:「飛ぶ姿勢」の拷問
労働教養所で王さんは立たされ、睡眠の剝奪、腰を曲げて「飛ぶ姿勢」を強要された。
2002年8月、教養所から出た王さんは帰宅したが、教養所で「転向」しなかったため、市政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の警官に3千元を強請り取られた。その後、王さんは教養所で受けた迫害を暴露したため、帰宅後2カ月あまりで再び連行された。
2002年11月のある日の朝、王さんは突然ドアをノックされて「電気メーターを検針する」との声が聞こえ、ドアを開けると男女2人が家に侵入してき て、「将軍派出所へ来い」と言いながら、王さんを連れ出そうとした。王さんは断固として拒否したが、撫順市留置場まで連行された。それから、留置場に9カ 月間拘禁された王さんは、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、遼寧省女子刑務所に拘禁された。
刑務所で王さんはいつも、警官にスタンガンで電気ショックを加えられて「転向」を強いられた。ある日、警官は王さんをトイレに連れて行き、王さんの服を脱 がせて冷水を浴びせ、窓を開けて冷風を王さんに当てた。また王さんは、両腕を背中に向けて縛られたり、睡眠を剝奪されたり、立たされるなどの迫害を加えら れた。
拷問のイメージ図:冷水を浴びせる
刑期満了となったとき、「転向」しなかったとの理由で、刑務所側は王さんの刑期を延期しようとしたが、王さんが懸命に抗議したため、延期されなかったという。