【明慧日本2014年12月17日】世界人権デーとなる12月10日、ニューヨークの法輪功学習者らは国連本部の前で集まり、中国共産党による法輪功への迫害停止を呼びかけた。学習者は自らの経験で、中国共産党による人類史上最大の人権侵害を暴露した。
法輪功は佛家の高いレベルの修煉法であり、病気治療において奇跡的な効果があるため中国で素早く伝え広がり、1億人が学び始めた。1999年、法輪功学習者が共産党の党員数を超えたため、共産党に弾圧され始めた。15年にわたり、共産党は国家機器を駆使し、法輪功学習者に絶滅するほどの迫害を加えている。一枚のチラシやDVDを配っただけで強制連行され、判決を下されたりし、ひいては拷問、強制労働、更に生体臓器狩りの対象になり、命を失う。
上海出身の朱媛珠さんは2002年1月、浙江省縉云国保大隊の警官に5日間睡眠を剥奪され、また610弁公室の主任に殴られて顔が腫れた。縉云留置場で、厳寒にも関わらず、室外のコンクリートの地面で6時間跪かれさせた。24時間終日手錠と足かせで手足を一緒に固定され、体を50度に曲げられた。他のもう1人の学習者と一緒に鍵をかけられて壁に向けて跪かせられせた。
2004年杭州女子刑務所で、朱媛珠さんは連続35日間の迫害を受け、体が限界になり、精神が崩れた。2014年朱さんは上海市刑務所の医療施設でベッドに縛られ、両足と両手が極限まで開かれさせ、「大」という文字になったと同時に、胸を紐できつく縛られ、死んだほうがましだという程の苦痛だった。
姜振華さん、李紅珍さんも自らの経験で中国共産党による残酷な迫害の実態を暴露した。
法輪功への迫害を加えた一部の元凶、周永康、薄熙来、李東生、王立軍などが報いに遭って失脚したが、共産党による法輪功弾圧の政策は変わらず、迫害がまだ続いており、更に法輪功への人権侵害、生体臓器狩りの事実を極力隠している。今年1月から10月まで、大連市では強制連行された学習者は97人で、その内37人が判決された。曲輝さん、楊春玲さん、鄒玉珍さんが迫害されて死亡した。上海の李紅珍さんの話によると、9月、神韻のDVDを配っただけで78歳の丘紅英さんは4年、房素珍さんは3年3ヶ月の判決を下された。また10数年来、何度も刑務所や労働教養所に入れられてほとんど自由な日々がない銀さんと楊さん等。
法輪功学習者らは、中国の人権の実態に関心を寄せるよう、最大の国家テロである中国共産党の本質を見分るよう国際社会に呼びかけた。