文/シドニーの法輪功学習者
【明慧日本2015年1月10日】過去の15年間で、私は常に積極的に真相を伝え、法を正す道のりについてきました。今まで自分に厳しく要求し、法を勉強することも、煉功も毎朝の日課となりました。「三つのこと」をしっかりやれるよう努力し、真相を伝える中で、自分のたくさんの執着心が現れました。
仕事の能力の増加により、様々な執着心が浮上してきたことに気づきました。最もはっきりしていたのは仕事に執着することで、闘争心や名利を求める心理、そして、自分の意見に頑固になっていました。たくさんの後悔や困難の最大の原因は、どのように執着心をなくすのかがわからないことにありました。
師父はこのようにおっしゃいました。「あなたに一つの真理をお教えしましょう。絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」[1]
また、「あなたの生活のすべてが修煉の中にあると考えたことがありますか? あなたの言動、あなたが行なったすべて、いずれも修煉の中にあり、あなたは分かっていますか?」[2]ともおっしゃっています。
一、神韻は最速の修煉の道を提供した
商業展示会での活動の中で、主流階層に神韻を広め、神韻の名前を皆に知らせることが我々の目標です。すべての活動は我々がマンツーマンで顧客に神韻を広めるために良いチャンスを与えてくれました。提携することでお互いを宣伝し、我々自身のメディアで神韻のマーケティングを無料でやるなど、各団体に多くの提携事業を提案しました。このやり方で我々に各組織の第一責任者と決定権を持った管理委員と接触する機会をもたらし、彼らに神韻と神韻のメディアパートナーを紹介し、また提携事業の方針などについての商談を行いました。こうして我々は師父が按排なさった多くの縁のある人たちに出会えたのです。通常はメールで自分と我々のメディアを紹介した後に電話をかけます。ある時、「Black・Tie・Gara」というチャリティー団体の創設者に電話をしました。「すでに君から紹介された神韻のホームページを見ました。あの歌声と踊りは人の心を落ち着かせます。すぐに穏やかで優しい気分になりました。通常は寄付もしくは提供者のみ、我々の活動の中で君たちのブランドを広めてあげられますが君たちは例外です。今のところ、約480人の顧客が出席することになっています。当日の顧客のために480人分のパンフレットを準備していただけますか」と言いました。どのようにこれほどのチケットを売ったのかと聞くと、主に大企業の支持を得たと教えてくれました。他の組織の者と連絡しましたが、「すみません、今のところスケジュールがいっぱいで、君たちの内容を入れるのはもう手遅れです。しかし、いくつかの組織を束ねる理事の一人に、神韻の演出はとても興味深いので、ホームページと他の組織に宣伝するので、演出の紹介になる文書を私に送ってください」と言われました。
大組織の管理層に神韻を広めることは難しくはありません。しかし、妥当な方法が必要なのです。我々がシドニー最大の中国メディアである「大紀元」を通して、華人コミュニティ設立者との連絡を取るために彼らの手伝いをしていることをわからせなければなりません。師父はすでに道を作ってくださっているのです。すでに最高ブランドの神韻があり、我々の仕事は縁のある人を見つけ、神韻を紹介するだけなのです。我々が出会ったすべての人の裏には巨大な人脈が伸びています。
今年は万を超えるチケットを売らなければなりません。すべての同修が自分の持つ技能を発揮することがとても重要になります。予算は低いのですが、我々一人一人が自らの修煉状態を向上させることができ、隙間のない協調や大法が与えてくださった知恵および師父の助けのもとで、できないことはないと私は信じています。
二、同修へのマイナス思考を否定する
すべての困難が私の精進のためにあることに気づきました。失望を感じるときは同修に正念で接し、法に合わないすべての考えをなくすよう自分に注意しています。自分の基準で他人を量ることはできません。彼らのように会社に勤めている訳ではなく、自分は神韻の宣伝に専念できるため、自然と他の同修よりも多くの仕事を任せられました。期限が迫るプレッシャーと心性の試練のもと、長期にわたって良好な修煉状態を保つことは容易ではありません。常にバランスを保てるわけではなく、試練を経験した後に自分の足りない点に気付くのです。この点を理解するとすべてが楽になりました。協調人になることは以前考えていたように怖くなくなりました。
初めのころはあるメンバーとの交流に問題があり、私に連絡せずに勝手に仕事を進める彼女に不満を持ちました。自分の内側を探りましたが、頭の中は彼女に対する悪い考えしかありません。自分は正しく、彼女への態度には正当な理由があるとしか思えませんでした。活動のスケジュール表に載っている師父が按排なさった縁のある衆生を見て、自分はチームの協調人としてしっかりしていなければ責任を問われるのです。どうすれば良い協調人になれるかを師父に助けと指導を求めました。すると、頭の中に『洪吟三』の詩が浮かび上がりました。
誰が是誰が非
突然、その同修に対するすべての考えがなくなりました。その同修の良い面と団体への貢献にのみ着目しました。しっかり交流していなかった自分が悪いと彼女に謝りました。「修は己にありて、功は師にあり」[1]
良い協調人になるにはまず高い基準で自分に要求しなければなりません。他人のことを考え、寛大になり、他人よりも多くの仕事を背負うことを苦に思わないことなのです。これには玉ねぎを剥くように「自我」を一層ずつなくさなければなりません。よりよく神韻を広めるためにはチームの協調が最も重要なことです。すべてを師父がなさっているので、我々は法が我々に対する要求に達していれば、師父がすべてをしてくださるのです。神韻を広めることは我々がともに協力し、一丸となる絶好の修煉の機会でもあるのです。
三、強力な全体を成す
我々は各組織と接触して提案し、承認された提案が確実に実施され、完成されることを保証するのが我々の責任です。約束した仕事を成し遂げていないある同修に大きな不安と恨みを持ったことがあります。
数週間前、相互に利益がある協議を行い、我々のメディアの社会面で慈善活動を報道しました。約束を果たす時が来たとき、その雑誌の管理者から、自ら文章を書いてレイアウトを作成してくださいと言われました。あるスタッフに文章を書いてもらえないかを聞くと、彼女はすでに類似文章を書いて送ったが、長すぎて使い物にならないと言われたことを私に報告しました。短くできないかと聞いたところ、時間がないためできないと言われました。このことを引き受けてくれる人はだれ一人いませんでした。原稿を渡す期限が近づき、どうすればよいのかと焦りました。冷静さを保ち、正念を無くしてはならないと自分に言い聞かせ、これは自分が修めなければならない所であることに気づきました。突然、文章が達者なこの同修に英語で書きだし、それを中国語に翻訳してもらえればよいのではないかと考えが浮かびました。雑誌の管理者に聞くと、問題ないと言われ、その同修も喜んで手伝ってくれました。慈善活動の責任者に社会面に載せる特別なことはないかと聞いたところ、彼女は電子メールでいくつかを送ってきて、その同修はそれを整理するだけでよかったのでした。活動の数百枚の写真をチェックし、中から30枚ほど厳選し、文章とともに期限前に雑誌社に送りました。一人一人の緊密な協力のもと、その場はとても穏やかで、すべての事が順調に完成しました。信じられないことにその30枚の写真の中から、最も重要な5枚が発表されました。師父が私を見つめ、励ましてくださっていることを感じました。こうして、難しいように見えたことが簡単に解決したのでした。師父が説いたように、「『柳暗花明又一村』というように眼前に新たな世界が開けることに気づくに違いありません!」[1]
その責任者はとても喜んでくれました。彼女の身になって考えたことに感謝していると彼女からの手紙を受け取りました。彼女は喜んで自らの社交圏で神韻を広めることを承諾してくれたのです。
以上、私が最近神韻を宣伝した中での協調人としての体験です。不適切なところがあれば、指摘をお願いします。
ともに先史の大願を果たし、精進していきましょう。
(2014年オーストラリア修煉体験交流会)