【明慧日本2015年1月16日】写真に写るこのかわいい赤ちゃんは生後8カ月であるが、現在囚人として中国共産党の闇刑務所(訳注:立法機関の承認を得ずに設立された違法な刑務所であり、中国各地に存在する)に入れられている。彼の名前は天賜であり、5月30日に発生した河北省衡水法輪功学習者に対する一斉逮捕事件のなか、迫害を受けた最年少の被害者である。
天賜くん
2014年5月30日午前3時半ごろ、地元警察は天賜くんの自宅に押し入り、天賜くんの母劉娜娜さんと天賜くんを不当に連行した。警官らは天賜くんの祖父・張恒玉さんの背中に手錠をかけ、頭に黒い袋を被せた。天賜くんの祖母や、天賜くんより2、3つ上の兄も不当に連行された。
2014年5月30日の早朝、河北省衡水市610弁公室の指示により、衡水市公安局国保支隊の警官らは一斉に出動し、衡水市、景県、故城県や棗県の法輪功学習者全員に対し、一斉逮捕を行った。天賜くんの10人家族は全員連行された。衡水市、景県、故城県や棗県の法輪功学習者や、学習者でない親族も含め、16人が不当に連行された。
天賜くんの家族は衡水市にある温泉ホテルまで連行されたが、それぞれの部屋には、鉄製の拷問用の椅子が設置されてあり、闇刑務所だった。一人一人に警官がつき、当番して監視していた。天賜くんの母劉さんと天賜くん、そして他の連行された人々は、それぞれの部屋に監禁され、部屋から出ることを許されず、喋ることも許されなかった。生後8カ月の天賜くんは、闇刑務所の囚人となってしまった。
天賜くんや母の劉さんは、悪人らから拷問を受けた。生後8カ月の天賜くんは、まだ身の回りの出来事を理解することができず、自分の母と共に監禁されていることも分かっておらず、ただ自分の母親の温もりにいれば安全だとしか分からなかった。天賜くんは共産党の闇刑務所の中で、すでに3日間閉じ込められている。