【明慧日本2015年1月19日】私は1996年に法輪大法に出会いました。法輪功に出会う前は、私は嫉妬心が強く、名利のために人と争い、どんな時でも損をしませんでした。法輪大法を学びはじめてから、私は心身ともに大きく変わりました。
以前、私は会社の経理を勤め、グループ会社内の21の子会社の財務を主管していました。常人から見ればこれは非常に利益が得られる仕事です。私は法輪大法の修煉者として、一切の賄賂を善意に断り、社内で大きな反響を起こしました。社員たちは口を揃えて法輪功修煉者の清廉潔白を称賛し、経理としての私を認めていたのです。
中国共産党による法輪功への迫害が始まってから、私は仕事をすることを会社に止められ、毎日出勤するだけで何もせず、基本給だけが支給されるようになりました。帳簿づけの仕事をしていた女の子が私の仕事を引継ぎましたが、業務にまだ慣れていない彼女は何でも私に聞いてきました。私の言う通りに仕事をこなした後、彼女は上司に自分がいかに仕事をうまく処理したかを報告しました。それを見た同僚たちは憤慨し、彼女には二度と何も教えないようにと私に言いました。私は気にせず、いつもの通り彼女を助けました。なぜなら、師父は私たちにこう教えられたからです。「善人は慈悲心が常にあり、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです」[1]
その後、監査局のスタッフが私たちの会社に来て、私に監査業務へ参与するよう指名してきました。以前、私は彼らと一緒に仕事をしたことがありましたが、彼らは私が法輪功を修煉しており、また大法弟子の風貌も分かっており、私が迫害された時に味方になってくれました。監査の仕事は作業量が非常に多く、皆が退社しても私はまだ残業していました。しかし私は愚痴をこぼさず、真に大法弟子の善と忍を皆に見せました。監査局とのよい協調で、そこの課長は私に再び仕事が与えられるよう私の上司に要請しました。
2000年7月19日、地元の公安局は私が北京へ陳情に行く事を恐れ、不法に私を拘留しました。会社に戻ってから、私は再び自宅待機を命じられ、給料は以前より更に少なくなりました。監査局の課長は私の事情を知ると、様子を見に来てくれ、生活の状況を心配してくれました。私は感動して涙を流しました。彼は再び私の上司を訪ね、私が仕事に復帰できるよう頼んでくれました。今はこの課長も三退しました。彼は良い選択をしたのです。
中国共産邪党の迫害により、私は農村に派遣されました。あるお客様はいつも支払いをきちんとしていませんでした。年末決算の時、私はそのお客様が2万元を余分に支払っている事に気づきました。私が言わなければ誰も知らないことになります。私は事情を上司に報告し、余ったお金をお客様に返すよう提案しました。ある職員はそのお金を山分けしようと言いましたが、私は断りました。私は「誰でも容易にお金を儲けているわけではない、やはりきちんと返した方がいい」と言い、結果的にそのお金をそのお客様に返しました。そのお客様は私が法輪功修煉者だと知り、非常に信頼してくれるようになりました。
ある日のお昼、会社に誰もいませんでした。私が引き出しを整理していると、一対の金のイヤリングが見つかりました。この引き出しは何人も使っていたので、イヤリングの持ち主は誰か良く分かりませんでした。昼食後、私はこのイヤリングの件を話しました。すると間もなく持ち主が現れ、イヤリングを持って帰りました。この件はイヤリングの持ち主に大きな影響を与えました。ある日、彼女は他人を助けた後に相手から謝礼を渡された時に、断りました。それから彼女は私にこう言いました。「私も法輪功を学んでこうしました」。法輪大法は修煉者に影響を与え、修煉者の行為は周囲の修煉しない人々にも影響を与えています。これは正に「佛光が普く照らせば、礼儀が圓明となる」[2]ということでしょう。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「境界」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』