【明慧日本2015年1月23日】内モンゴル自治区根河(こんが)市の法輪功学習者・陸玲さん(女性)は、法輪功を学んでいるとの理由で、労働教養処分を2回下され、懲役5年の実刑判決を宣告されたこともある。フフホト市刑務所に拘禁された陸さんは、同刑務で所の迫害により危篤に陥り、昨年10月16日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年36歳。
2001年、陸さんは市公安局の警官により連行され、約1年ほど拘禁された。2002年3月、陸さんは労働教養2年を宣告され、図牧吉労働教養所に拘禁された。
2005年12月、陸さんは法輪功の資料を作成していたとき、フルンボイル市公安局ハイラル鉄道支局の警官により連行された。陸さんは断食をして迫害に抗議したが、灌食をされて食べ物が気管に入ってしまい、1分間ほど意識を失ったという。
拷問のイメージ図:灌食
その後、歩行困難になった陸さんは、警官により図牧吉労働教養所に送られたが、教養所側に入所を拒否された。しかし、警官はすぐに、陸さんをフフホト女子労働教養所に送り込んだ。
教養所で独房に9カ月間拘禁された陸さんは、24時間監視され、寝るときにもドアを閉めることを許されず、寒くて激しい咳が止まらなかった。それでも陸さんは屈せず、転向しなかったため、教養所側は期間満了後も4カ月間、刑期を延期した。
2010年1月16日午後、陸さんは母親と一緒に親戚の家を訪ねたとき、フルンボイル鎮派出所の警官により連行された。その後、警官は陸さんの家の家宅捜索を行い、多くの私物を押収した。
2011年10月、陸さんは懲役5年の実刑判決を宣告され、フフホト市刑務所に拘禁された。しかし、入所して1年後、陸さんは刑務所の迫害により危篤に陥った。そのため、刑務所側は責任逃れのために陸さんを帰宅させた。
その後、陸さんは病院に搬送されたが、昨年10月16日、牙克石林業病院で無念な思いを晴らせないまま死亡したという。