【明慧日本2015年2月1日】内モンゴル自治区通遼(つうりょう)市の法輪功学習者・王穎さん(女性)は昨年7月26日、警官により不当に連行され、11月26日に懲役3年6カ月を宣告された。断食をして迫害に抗議した王さんは、現在、命の危険に晒されている。その後、王さんが中級裁判所に提出した訴状は却下された。
王さんは市留置場に拘禁され、囚人服の着用を拒絶したため、10数人から殴打された。王さんは迫害に抗議するため断食を始め、先月11日の時点で171日が経過したという。王さんは体が非常に衰弱したため、留置場側は責任を負うことを恐れて、何度も王さんを病院へ連れて行って点滴をさせた。また、鼻に挿した管を抜いた時、管に血が付いていたという。他の人の場合は、管を2、3本挿入するが、王さんは12本目を挿し変えたという。家族は留置場に来るたびに通帳に入金しており、少なくとも3400元は残高があるはずなのに、王さんが日用品を買う時にはお金がなく、その全てを留置場側が治療費に使ったという。王さんは5カ月間に200元しか使っていなかった。
王さんは何も食べていない状況下で、57日間刑具を付けられた。両腕を背中に回して手錠で木の板にかけられ、両足は足かせを付けられて横たわることも座ることもできない。弁護士は衰弱している王さんの強靱な意志に震撼し、「今まで見た中で最も強靱で最も敬服し、感動させられた人だ」と言った。
拷問の再現:両腕を背中に回して手錠をかけられる拷問