　【明慧日本2015年2月5日】武漢市の青年で、昨年5月に結婚する予定であった藩登さんは、式の9日前の5月10日、武漢市チャオ口区610弁公室に不当に連行、勾留され、結婚式を行うことができなかった。そして先日、同市漢陽区検察院に起訴された。案件に関する資料は漢陽区裁判所に移され、藩さんは有期懲役の判決を企てられている。

　30歳の藩さんは結婚後、年を取った両親の世話をするために事前に外地の仕事をやめ、武漢に戻り新しい仕事を見つけた。昨年5月初め、母親の黄海英さんが何日間も行方不明だったため、戸籍の所在地および現居住地の派出所、町会に連絡をしたが、皆返事がなく、最後に黄さんは武漢市公安局第一拘留所に5月8日まで10日間拘禁されていると聞いた。

　潘さんは母親は無罪であることを知っていた。法輪功を学び始めた母親は健康になり、性格もよくなっていた。潘さんは「真・善・忍」に従って良い人になることは間違いではないと知っている。母親は何度も捕まえられ、勾留、迫害されているが、潘さんは法輪功は良いもので、母親が迫害されていることは不正であり、無罪であるとよく知っている。

　母親を救援するために、5月8日に潘さんは朝早く拘留所に着いた。8時頃、外地番号のプレート付きのミニバスが拘留所を出た。車内に男女数人が座っていた。中に自分の母親もいると見た潘さんは車の前を遮断し、母親を救出した。そして車の中の人に「君たちは何者だ？」と大声で質問した。

　車の中に座っていたのは、チャオ口区公安分局国保大隊に所属する私服警官3人と長寿社区の主任ら2人だった。彼らは潘さんの母を迫害し続けるために洗脳班に移送するところだった。

　5月10日午後、潘さんは国保大隊の私服警官3人に漢陽区月湖橋派出所まで強引に連行され、15日間不当に拘禁されたあと、現在まで陶家岭留置場に拘禁されている。

　国保大隊の警官らは結託して証拠を偽造した。先日、漢陽区検察院は潘さんを起訴した。起訴に関する資料は漢陽区裁判所に移され、「政治犯及び社会治安の妨害」だとして、潘さんは不当判決に直面している。

　現在、潘さんの母は救出された後、家に戻ることができないまま流離している。60歳過ぎの潘さんの父親は高血圧を患っており、2度脳卒中になり、世話を必要としている。潘さんの妻は、結婚式もできず、仕事をしながら周囲の人に頼んで夫の早期救出のため努力した。それに加え、仕事先に来た当局関係者から、「姑を引き渡せ」といった嫌がらせを受けた。幸せに暮らすはずだった家族が、一家離散に追いやられ、迫害され続けている。

　（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）