【明慧日本2015年2月8日】北京市の昌平区裁判所は先月19日、法輪功学習者・呂尚春さんに対して不正裁判を行った。
昨年9月7日の午前、呂さんは昌平区の商店街広場で「メッセージ紙幣」を両替した(自分が持っている1枚のメッセージ紙幣と通常の紙幣を替えた)時、店主に通報された。警官は呂さんを派出所まで連行し、呂さんの200元の通常紙幣とカバンの中にある800元のメッセージ紙幣を押収した。
その後、昌平区公安局の警官は、呂さんの自宅からプリンタとパソコンを押収した。しかし、呂さんが自分で印刷したかどうかを証明できず、パソコンの中に関連するファイルもなかった。
「メッセージ紙幣」とは、印刷している紙幣のこと。中国共産党がすべてのメディアを制御する中で、真実の内容を紙幣に印刷したもの。国民は自分の伝えたい事実を紙幣に印刷して流通させている。
昨年10月11日、北京市当局は逮捕令状を発付し、呂さんを北京市第1留置場に拘禁した。北京市公安局は2カ月間かけて調査したが、呂さんは無罪を主張している。12月10日、北京市公安局は書類を北京市第1検察院に渡し、24日、第1検察院は起訴書類を昌平区裁判所に流した。昌平区裁判所で不正裁判が行われた。
呂さんの弁護士は、無罪を主張した。法輪功を迫害する「610弁公室」は文化大革命時期の「中央文革チーム」に相当し、その設立と存在は全く法的根拠がなく、しかし、この10数年間、司法機関はこの方法を踏襲して法輪功を迫害し、法律執行者が法を犯している状況だ。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)