【明慧日本2015年3月4日】黒竜江省双鴨山市の尖山区裁判所は1月21日午前、法輪功学習者・孫淑傑さん(58歳女性)に対して不正裁判を行った。孫さんは留置場の迫害により意識がもうろうとしているが、車の後ろに横になって乗せられ、担ぎこまれて法廷に入ったという。
孫さんは双鴨山鉱業グループ会社森林保護所の所長だったが、法輪功を学んでいるとの理由で、14回にわたって連行され、3回も労働教養処分を下された。迫害によって孫さんは9回も病院に搬送され応急手当を受け、一度精神異常の状態になったことがある。孫さんの幸せな家庭も崩壊させられた。
昨年6月4日、孫さんは法輪功の資料を配布していたとき、永紅派出所の警官に連行され双鴨山留置場に拘禁された。留置場で残酷な迫害を受けた孫さんは健康状態が悪化し、自立生活ができなくなり、人の介助が必要となった。
孫さんは連行されてから、家族や友人と面会することを許可されなかった。そのため、開廷の日、家族や友人は孫さんの顔を見たくて、朝5時ごろ裁判所に駆けつけた。しかし、裁判所は2人しか傍聴できないと言われた。
法廷で傍聴席にいる孫さんの姉は、健康だった妹の姿がなく、悲惨な姿の妹を見て、思わず声を出して泣き崩れてしまった。
弁護士は法廷で孫さんに無罪を主張した。孫さんは法廷で数回嘔吐し、座ることもできず、警官2人を支えられ、頭も震えたが、精一杯力をふりしぼって自己弁護をした。孫さんは「私が法輪功を学んでいることは罪になりません。尋問をされたとき、私は何も話しませんでした」と言って倒れてしまった。そして、警官4人が孫さんを担ぎ込んで法廷から出た。
倒れた孫さんは警官に担ぎこまれ法廷から車に乗せられる
しかし、検察は孫さんが有罪だと言い出し、3年~7年の実刑判決を下すべきだと言った。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)