【明慧日本2015年3月5日】黒竜江省ハルビン市の通里区裁判所は昨年12月11日、検察側から提供された明らかな偽証をもとに、法輪功学習者・苗文超さん(41歳女性)に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告した。その後、苗さんは上訴した。
苗さんはハルビン医科大学第三付属病院の医師。昨年4月25日、苗さんは勤務中、工程派出所の警官に連行され、「15日拘留する」と言い渡されて留置場に送られた。その後、通里区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は苗さんの職場や自宅に行き、苗さんの「犯罪証拠」を収集していた。同年5月9日、苗さんは刑事拘留に切り替えられ、5月16日に逮捕状を出された。
2014年12月5日、道里区裁判所は苗さんに不正裁判を行った。法廷で苗さんは「私は今日ここで、実刑判決を下されるかも知れません。これから仕事を失うかも知れません。自由になりたいと思えば、留置場でいわゆる『始末書』を1枚書けば済むことですが、『真、善、忍』を信条としている私はうその始末書を書けません。私はより多くの人に法輪功への誤解を解き、法輪功への誹謗中傷の嘘を信じないように、法輪功が迫害されている真相を教えたいのです。私は人に一つも害を与えていません」と自ら弁護した。
法廷で検察は起訴状の証人の証言を読み上げたが、苗さんの弁護士が検察からコピーした起訴状には証言が書かれていなかった。
情報筋によると、「証人の証言」というものは偽造されたものだったという。
しかし、裁判長は偽りの証言を使って、苗さんに実刑判決を言い渡した。
苗さんは12月25日、ハルビン市中級裁判所に上訴し、公開審理を行うよう要求した。
訴状に、苗さんは「私は違法なことをしておらず、個人の信仰があって、人に害を加えていません。起訴されたほとんどのことは事実ではありません。憲法第35条に『公民は言論、出版、集会、結社、デモを行う自由がある』と書いてあります。私は法輪功学習者として、法輪功のことを話す権利を持っています。訴状で犯罪行為だとされたものは、私の権利であり、普通の生活の一部分でもあります。ここで、ハルビン市中級裁判所に要求します。事実に基づき、法律に従い、公正な結論を出して私の名誉を回復し、1審での有罪判決を撤回してほしいのです」と述べた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)