文/中国の大法弟子
【明慧日本2015年4月10日】私は2年前から法輪大法の修煉を始めた新しい学習者です。
今まで、私はずっと蚊が大嫌いでした。夏、夜寝る時、部屋に蚊がいると、私は必ずあらゆる手を尽くして蚊を殺しました。昼間、蚊に刺されないように、私はいつも体中にいっぱい虫よけをつけ、出入りの時、蚊が部屋に入らないよう、ドアをすぐ閉めるように、細心の注意を払って来ました。修煉を始めてから、私は修煉者が殺生をしてはいけないと分かりましたが、人の住む環境にも基準があるとか、蚊取り線香を買った以上、使わなければ無駄になるとかの口実を付けて、やはり蚊取り線香を付けたりしました。
ある日の夜、うとうとしている時、耳元で蚊が ブゥーンと飛んでいる音を聞いて、私はびっくりして、鳥肌が立ちました。「起きて蚊を殺そうか、それども蚊取り線香をつけようか」と考えましたが、「蚊が私を刺すのは、もしかしたら、私は以前、蚊をいじめたことがあり、借りがあるため、今、返済を求めに来たのではないか」とも思いました。私は蚊に対して、「もし、私が以前借りを作っていたならば返すけれど、もし、そうでなければ、あなたも勝手に業を作らないで」と心の中で言いました。
夜中に、腕、足、足の裏をいっぱい刺されて、痒くて我慢できませんでした。私は手でかぶれるほど掻きました。私は「もう掻かない。修煉者は痒いことなどは怖くない」と思いました。こう思うと、しばらくして、私は眠りに付きました。翌日、体のかぶれもなくなり、まったく痒くなくなりました。以前、私は蚊に刺されたら、いつも何日も痒くて、掻いて傷ついた皮膚が治っても、痕が残り、その痕は夏が終わってもなかなか消えませんでした。今、蚊に刺されたところの肌は、少し赤みがありましたが、それが昨夜の夢だと勘違いするほどきれいになっていました。このことは、私に大法修煉者の超常を身にしみて分からせてくれました。
中秋節に、里帰りしました。家に入ると、寝室のドアがしっかり閉めてあるのを見て、その理由を聞きました。母(同修である)は「最近、なぜか家に蚊が多くて、夕方窓を閉める時、網戸に蚊がいっぱいいて、今まで見たことのない程多いのよ。数日前に数匹の蚊を殺したけれど、なんだかおかしいと感じた。だから、寝室のドアをしっかり閉めて、蚊が入らないようすれば、刺されないからね」と言いました。
私は母と自分の経験を交流すると、母は「内に向けて探して、心性を向上させなければならないね。時には法理が分かっていても、実際にやり遂げることは難しい」と言いました。私は「そうね。蚊に刺されるのも偶然ではないかもしれない。私は寝室のドアを閉めないけれど、蚊がブゥーンと飛ぶ音はうるさくて嫌だ」と言いました。
この事を言うと、蚊はまたやって来ました。夜、静功した時、1匹の蚊がブゥーンと私の耳元で行ったり来たりしていました。最初にこの音を聞いた時、私は本能的にびっくりして、また鳥肌が立ちました。私は自分に「なぜ、こんなに反応するのか? この世には音が何千も何万もあるのに、どうしてこの蚊の飛ぶ音を怖がっているのか? それは恐れる心で、それは私ではない。私は怖くない」と思いました。こう思うと、蚊がいくら音を出しても、もう怖くなくなりました。蚊は私の心性の向上が確かなものかどうか心配するように、一晩中ずっと私の耳元で歌っていました。私は心から、「分かった、あなたは私の向上のために手伝いに来ていることは知っているから」と言いました。
私は、「もし、万事に於いて、自分が修煉者であることを忘れず、何事も正念で見ることができれば、トラブルなんかはありません。なぜなら、世の中のトラブルはすべて修煉者を高めるために用意されたチャンスですから。修煉者は心性を高めることを望んでいますので、トラブルは私達にとって、実によいことです」と体得しました。