【明慧日本2015年5月1日】河北省遷安(せんあん)市の法輪功学習者・李鳳珍さん(女性)は15年来、法輪功を学んでいるとの理由で13回も不当に連行され、留置場・洗脳班・労働教養所などに拘禁された。残酷に迫害された李さんは数回、危篤に陥った。警官は危篤に陥った李さんの家族を毎回呼び出し、李さんを連れて帰らせた。
2000年8月、李さんは鎮の政法委員(610弁公室を直轄する組織)の書記宛に、自らが法輪功を学んだことにより心身ともに好転したことと、法輪功が社会や家庭に平和と調和をもたらしたことを手紙4ページに書き、郵送した。そのため、李さんは遷安市公安局の警官により連行され、同市留置場に拘禁された。留置場で警官にビンタをはられた李さんは、頭も口も鼻も感覚を失い、話をしようとしても話せなかった。 その後、李さんは死刑囚用の大きな足かせと手錠をかけられた。
9月末、身体が完全に回復していなかった李さんは再度、連行された。そして、李さんは断食をして迫害に抗議したが、8日後に解放された時には意識不明の状態だった。12月末、李さんは連行され洗脳班に拘禁された。
2001年の初め、李さんは洗脳班から留置場に移送された。留置場で法輪功の功法を練習したため、警官に手錠をかけられて鉄の窓枠に吊るし上げられた。李さんは断食をして迫害に抗議したが、灌食された。胃にチューブを挿入された李さんは、鼻や口から血が流れていたにもかかわらず、塩水を灌食されたという。
10月8日、李さんは警官に刑務所の事務室まで呼び出され、ベルトで足、腰、臀部を殴打され、体中に痛みが走った。断食をして迫害に抗議した李さんは、さらに迫害されて危篤に陥り、救急車で病院に搬送された。
2003年4月15日、遷安市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は李さんを連行して洗脳班に拘禁した。洗脳班で李さんは連続2日間、午後に首筋、頚椎、首の周囲、首の下、手指、足指、肘(ちゅう)関節、ひざ関節など、スタンガンで電気ショックを加えられ、全身が震えて不正脈になった。
その後、帰宅した李さんは3カ月間、ベッドから下りられず、47日間大便が出ず、尿を失禁した。食事も摂れず、髪の毛は抜け、自立生活ができなくなった。この状態が5、6年ほど続いたという。
2009年9月18日午前、建昌営派出所の警官は李さんを遷安洗脳班まで連行した。その後、李さんは労働教養3年を宣告され、唐山開平労働教養所に拘禁された。
教養所で李さんは、断食をして迫害に抗議したが、何度も灌食された。2人の警官は李さんの髪の毛を掴んで首を後ろに向け、灌食をした。そのため、李さんは3回も病院に救急搬送され、危篤に陥った。医者に「治療しても無駄だ」と言われため、刑務所側は李さんの家族を呼んで李さんを帰宅させた。
李さんは帰宅後3、4年間、普通に歩くことができず、6年間、便を失禁し髪の毛は抜けていた。しかし、李さんは法輪功の修煉を堅持したため、徐々に回復し、再び立ち上がることができたという。