【明慧日本2015年5月10日】1999年4月25日、中国で1万人陳情活動が静かに行われた。1万人ほどの法輪功学習者が北京の中南海国務院陳情弁公室の外に集まり、次の三つの要求を提出した。①天津で拘束された学習者の即時釈放、②法輪功の修煉の合法化、③法輪功関係の出版の合法化だった。陳情は初めから最後まで平和で理性的であり、解散した後、地面には紙くずさえ一つも残っておらず、更に警官が捨てたタバコの吸殻も拾って持ち帰った。このニュースは世界を驚かせ、高い評価を受けた一方、多くの人の好奇心や探求心を起こした。
1999年4月25日の法輪功1万人陳情。秩序正しく、平和で静かに並ぶ法輪功学習者たち |
法輪功学習者の言動は中国人の模範となり、多くの人に深い影響を与え、人生を根本的に変えた。海を隔てた台湾では、多くの人が4.25陳情のニュースを見てから、法輪功の修煉を始め、それから台湾で法輪功が急速に広がり、50万人以上に達し、中国本土以外で学習者が最も多い地域となった。下記はその数例である。
感銘を受けて修煉を始めた
李佑君さん(女)、「4.25」平和陳情に感銘を受けて修煉を始めた |
李佑君さんはイギリスのロンドン政治経済大学で修士の学位を取得し、台湾の金融業界で務め、マネージャーまで昇任し、同じ金融業界の総務長と結婚し、事業と家庭ともに成功した。
1999年5月、李さんはテレビで「4.25」1万人陳情のニュースを見て、中国人の乱れた印象を一掃した。「彼らは社会の各階級の人達ですが、秩序が非常に正しく、平和で静かでした。地上に紙くずさえ一つも残っていませんでした。一体どんな功法でしょう? どのような師父でしょう? 長年の批判や闘争の環境下で育ってきた人達を、ここまで自粛させることができるなんて!」と、李さんは法輪功について初めて考えた。
2000年10月、同僚の要請で法輪功学習者の何人かが李さんの会社へ法輪功を教えにきたため、李さんも参加した。元々肩がいつも痛かった李さんは、2、3カ月後のある日、「最近『痛い!痛い!』と言わないわね」と母に聞かれて、李さんは煉功のお陰で痛みが消えたことに気付いた。
煉功のほか、李さんは大法の書籍を読むのも大好きだという。元々性格がきつく、徹底的に問題を追及するタイプで、しかも「毒舌」とも言われていたのが、修煉の後はだいぶ改善され、話も行動も常に他人の気持ちを配慮しながら進めていけるようになった。「大法の修煉ができることは、人生最大の幸せで、生命が最も輝くことです」と李さんは語った。
心から「真、善、忍」に敬服
妻と同じ国営企業で働いている李国欽さんはエンジニアで、夫婦とも給料が高く幸せな生活のはずだが、「人生はこれだけなの?」と満足できないかった。他の法門に入って十数年だったが、正解が見つからなかったばかりでなく、疑問が増え続けた。
1999年の「4.25」1万人陳情のニュースを見た李さんは、非常に好奇心があったためインターネットで調べてから書店で『轉法輪』を購入し、読んだ後に人生の答えが見つかった。「これは千年万年も出会えない高徳の大法だ」と心から震撼して修煉をすぐに決心した。李さんから「4.25」のニュースを知った妹も、同時に大法の修煉を始めた。
心身共に健康になり、恨みが消えた
当時、「4.25」のニュースを間接的に聞いて大法の修煉を始めた人も多くいた。新竹市に住む陳秀玉さんはその中の1人だった。
夫が賭けごとから抜けられず、時には夫の負債を返済しなければならなかった陳さんは、家庭のすべての重圧を負担していた。苦労してきた陳さんは満身の病気にかかった。3人の息子が成人した後、陳さんは離婚した。
1999年の夏、交通事故で怪我をした陳さんは半年治療しても快復できなかった。友人に法輪功を勧めてもらった陳さんは他の友人から聞いた「4.25」を思い出して、興味が湧き、慎重に調べてから修煉を始めた。「修煉を始めてまもなく、身体が健康になりました。20年あまり苦しんでいた病気、例えばアレルギー性鼻炎、尿道炎、ひざの関節炎など、すべて自ずと治りました」と語る陳さん。
修煉の日数が長くなるにつれて、陳さんは人生の本当の意義も分かった。悩みがなくなり、元夫への恨みも消えた。「大法弟子になれて、本当に幸せで、幸運です」と陳さんは言った。
台湾で修煉を始めた本土の中国人
中国本土の広西省から嫁いできた王彩秀さんは当時、テレビで「4.25」陳情のニュースを見て非常にびっくりした。小さい時から共産党の高圧の統治の環境下で育った王さんは、法輪功学習者たちの行動に感無量だった。「法輪功は素晴らしい、習いたい」とは思ったものの、なかなかチャンスがなかった。
2001年2月8日、「法輪功の簡単な紹介」というチラシを受け取った王さんは喜んで、すぐに連絡して、9日間の無料教室について尋ねたり、書店で『轉法輪』を購読したりした。ソファで横になりながら本を読んでいたが、1、2ページを読んだ後、すぐに姿勢を正して、座って読み続けたという。読書が好きな王さんは「この本は素晴らしいです。今までこのような素晴らしい本を読んだことがありません。一文一文字を暗記するに値します。私は本を手離せず、読めば読むほど好きになりました」と語る王さん。「法輪大法に出会うことができて、どれほど幸運でしょう」と王さんは強い気持ちを述べた。
人生の様々な苦難を経験してから、修煉を始めた陳秀玉さんは心身共に健康になり、恨みが消えた