【明慧日本2015年5月26日】山東省莱陽(らいよう)市の法輪功学習者・安利波さん、呂維浩さん、黄建君さん、李松山さん、李魯林さん、張宝仁さんの6人は昨年12月18日、当局に不正裁判をかけられた。安さん、呂さん、黄さんは3年3カ月の実刑判決、松山さん、魯林さん、張さんは3年の実行判決を言い渡された。留置場で10ヶ月近く拘禁された6人は5月7日、済南刑務所に移送された。
昨年3月20日から、莱陽市610弁公室の警官は、6人の学習者に対して尾行し、監視を始めた。同年の6月25日、警官は6人を連行したが、家族たちが解放を求め集まって来ることを避けるため、6人を別々の派出所に送ったという。
安さんを連行するため、610弁公室・派出所の警官は4~5台のパトカーを出動させ、安さんの妻を先に連行して車に乗せて手錠をかけた。その後、警官は安さんの自宅に不法侵入し、パソコン・ライター・プリンタなどの私財を押収して安さんを連行した。
安さんが連行された後、100人以上の村人は署名で、安さんの無条件解放を求めた。
呂さんは連行されたとき、ライター・携帯電話などを押収された。
黄さんも携帯電話・MP3・パソコン・プリンタ・現金5000元などを押収された。
警官10数人は4~5台のパトカーに乗って、魯林さんの自宅に向かった。魯林さんの自宅に侵入し、警官はすぐ魯林さんを地面に倒して強く手錠をかけた。手錠が手首に食い込んだため、魯林さんは、汗が流れ出るほどの痛みを感じた。同じ村の人が魯林さんの様子を見て、警官に向かって「手錠を緩めなさい!」と一喝した。それで、警官は手錠をやや緩めたという。
6人に対する不当開廷の日、裁判所の周辺は厳しく警備していた。裁判は3時間以上かかった。法廷で学習者たちの弁護士は法律に基づき、学習者の弁護をし、学習者たち自身も自己弁護したが、当局の裁判所は学習者6人に実刑判決を下したという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)