【明慧日本2015年5月30日】2億人の中国人が中国共産党やその関連組織から脱退したことを記念し、4月18日、シドニー各界がベルモア公園に集まり、集会を行った。参加者は「『共産党についての九つの論評』は中華民族の精神を目覚めさせた。中国共産党が滅びるのは当然なことだ。共産党がなくなれば、新しい中国が生まれる!」などと話した。
法輪功を応援するため、署名をするシドニーの人々 |
共産主義を取り除く猛烈な勢いは阻むことができない
「全世界脱党支援センター」シドニー支部の代表・李元華教授は集会で発言した。
李教授は、「今年4月14日、大紀元で発表された中国共産党及び関連組織から脱退した人数は2億人を超えました。歴史はこの偉大なる時を記憶し、猛烈な勢いで中国人が共産党から抜け出る精神運動は歴史の一里塚に入りました」と発言した。
集会で発言する李元華教授 |
また、李教授は、三退運動は政治運動ではなく、個人の精神が目覚める運動であるという。
李教授は、「24年前、ソ連共産党が解体する前、世界各国の政府機関やソ連の専門家たちはソ連の解体を誰も予測できませんでした。中国共産党の解体も、全世界の政府や政治家は恐らく予測できないでしょう。『共産党についての九つの論評』のおかげで、中国の過去、現在、未来も解釈できるようになりました。共産党は強くて倒れないと思わないでください。中国共産党が滅びるのは一瞬のことです。『共産党についての九つの論評』が発表されてからの十年間、全世界で共産主義を滅ぼす動きが嵐のように盛り上がっています。これは時代の声であり、未来の予行演習でもあります」と述べた。
最後に、李教授はエストニアの前首相の言葉を引用し、人々に、「人間が知るべきなのは、共産党はどこにいても邪悪であることです。人々は脱退すべきで、早ければ早いほどよいのです」と呼びかけた。
法輪大法学会オーストラリアの代表ジョン・デラー氏は集会で、「中国人は法輪大法から、中国伝統文化の真髄と道徳基準を見つけました。中国を含め世界各地の法輪功学習者による行動は、より多くの中国人が中国共産党や関連組織から脱退することを手助けしています。『三退』は中国人を、虚言、腐敗、暴力の体制がない未来に導きます。人間の良知や人間性を十分表せる未来です」と発言した。
オーストラリアの市議会会議員 中国人の「三退」を応援
市会議員アンドリュー・ウィルソン氏は中国民衆の『三退』を応援に訪れた。
ウィルソン議員は、「中国共産党から脱退することはサッカー協会から脱退するほど簡単ではありません。中国で、もし政治や経済で成功させたい場合、中国共産党に入らなければなりません。しかし、この2億人の中国人を見てください。利益の損失に直面して、彼らは家族と共に道徳と良知を選択しました」は発言した。
ウィルソン議員はSBSテレビ局で最近放送された「生体臓器狩り」の特集について言及した。議員はすでに、オーストラリア政府の保健省に手紙を出して、政府と医療界にこの件に関心をもつように促したという。
議員は、「自国の民衆を殺して、臓器を売買するとはどんな政府でしょうか。被害者の家族にどれほどの苦痛をもたらすでしょうか」と胸の内を語った。
最後に、ウィルソン議員は、「中国共産党も今日の集会を注目していると思います。私が言いたいのは、あなた(中国共産党)は2億人の民衆を失うばかりではなく、最も勇敢な、最も良い人を失ったということです」と話した。
市議会議員「法輪功の支援を選択するのは、自分の魂に責任を負うことだ」
市議会議員のジョン・ヒュー氏は集会で、「先週SBSテレビ局で放送した『生体臓器狩り』の特集が世界に伝えたことは、『臓器提供を待つ中国人は、あたかも「中国料理店の水槽の魚の中から、蒸し焼きにして食べる魚を選んでいる顧客』のようだ」と話した。その被害者の臓器を摘出してふさわしい顧客に提供します。臓器の新鮮さを保つため、麻薬を使わず、生きたまま摘出されている人がいるのです」と話した。
ヒュー議員はまた、「これは最も重大な、人道に対する罪でます。犯人は中国共産党です。約10年前に私は『共産党についての九つの論評』を読みました。この本は私達に共産主義自体が邪悪なことを教えてくれました。2億人が中国共産党から脱退することができた事を、お祝い申し上げます」と述べた。
議員は、法輪功の支援を選択することは自分の魂に責任を負うことだと話す。
ヒュー議員は「昨年、私は中国訪問のビザを申請した時、シドニー駐在の中国領事館は私に2つ要求を出しました。一つ目は、法輪功団体や『中国共産党が法輪功学習者から生体臓器狩りをしている』という訴えを支援しないこと。二つ目は、法輪功団体のいかなる集会にも参加しないこと。今日私はこの2つの要求を拒否します。これについて、全く遺憾の気持ちはありません。私はまず自分の魂に責任を負うことが必要です。今日ここに来てこの活動を応援できることは非常に喜ばしいことです」
市議会議員「生体臓器狩りについて、調査の必要がある」
市議会議員のジェームス・ショー氏は集会で法輪功学習者への称賛と支持を表明した後、「私の同僚のヒュー議員が中国へのビザを申請し、中国領事館に拒否されたことを聞いた時、驚きました。法輪功団体を支援することは誰でも、いかなる団体でも止める権利がありません」と話した。
生体臓器狩りについて、ショー議員は、「オーストラリア政府と国連は臓器狩りについて、調査すべきです。中国で一体何を行っているのかを。オーストラリアは国際社会のメンバーです。中国はオーストラリアの重要な貿易相手国であるため、私達は中国政府に国連や国際社会のルールを遵守させ、生体臓器狩りへの調査に協力させるべきです」と話した。
民主活動家「中国共産党が華人団体へ浸透する事を警戒し、抵抗すべきだ」
民主中国陣線主席・盛雪氏、作家・孫宝強氏、民主活動家・潘春氏、張暁剛氏などが集会で発言した。
華人団体の指導者・何威廉氏は集会に参加できなかったため、祝辞を送った。何氏は手紙で次のように述べたた。「現在すでに2億人が中国共産党の関連組織から脱退したことは、共産党がどういうものかを、中国人がすでにはっきり認識したことを説明しています。中国共産党が滅びて行くことも表しています。近年、共産党は海外の華人を脅かし、更に華人団体で代理人を探し、華人団体をコントロールするつもりです。共産党に頼っている団体の指導者は共産党の道具になっており、華人団体は形だけのものになりました。更に共産党にコントロールされ、海外で民主を破壊する道具になりました。例えば、2008年や昨年のG20会議期間中、共産党のコントロール下による、チベット人や法輪功への攻撃事件などです。私達は中国共産党の邪悪な陰謀に警戒すべきです」
人権活動家「中国の人権問題に関心をもつようオーストラリア政府に呼びかける」
ベトナム系団体ニューサウスウェールズ支部主席・胡博士も集会で発言した。
胡博士は、「中国の法輪功学習者は信仰のために、中国共産党に迫害されました。私達はオーストラリアの民衆に呼びかけます。法輪功学習者や人権活動家の立場に立って、自由、民主、人権のため、不当に拘束された人々を助けてください。今日、私達は2億人の勇士が共産党から脱退したことをお祝いします。この数字はまだまだ足りません。より多くの人が中国共産党から脱退することを皆さんにもっと応援していただき、この世界に共産主義がなくなるまで、共産党がなくなるまで応援しましょう!」と呼びかけた。
目覚めた中国人 『法輪大法は素晴らしい』と叫ぶ
『共産党についての九つの論評』は中国人の脱党ブームを引き起こした。シドニーの各観光地では、中国人が中国共産党の本質を見破るため、法輪功への迫害の真実を認識するため、そして、良知に目覚めた中国人が中国共産党及び関連組織から脱退できるようにするために、いつでも脱党センターにボランティアの姿が見られる。
法輪功学習者・劉さんは、「現在多くの中国人が目覚めました。三退の意義を理解してもらうのは難しくありません。分かった人はすぐ三退します。三退した人々は私達に感謝しています。今日たった30分の間に、私は21名の中国人の三退を受け付けました。ある男性は三退した後、『法輪大法は素晴らしい』と叫びました」と話した。