【明慧日本2015年6月5日】オーストラリア・メルボルンの法輪功学習者は先月23日土曜日の午後、市の繁華街にある都市公園で集会を開き、中国共産党政権が法輪功学習者の生体から組織的に行っている臓器狩りの実態を暴露し、法輪功迫害に反対する署名を集めた。
集会で、法輪功迫害追跡調査国際組織、臓器の強制摘出に反対する医師会、『天安門時報』、法輪功迫害の被害者の代表が発言し、臓器狩りは紛れもない事実であり、しかも現在もなお起きていると訴えた。現場では、臓器狩りの模擬実演が同時に行われた。また迫害についてのドキュメンタリーのビデオも放映され、各種のパネル資料や横断幕もその周辺に設置された。人々はたいへん関心を寄せ、約3時間の集会で、1,500名の署名が集まった。署名は国連人権機構とオーストラリア政府に提出される予定だ。
また、後日メルボルンで開かれる臓器狩り調査についての講演会に参加を申し込む人も多くいた。発表者は著名な国際人権弁護士で、臓器狩り調査報告書の著者の1人でもあるデービッド・マタス氏。
法輪功迫害追跡調査国際組織の代表・樊氏「これまでに、録音調査の報告はすでに22部を公表した。中国当局が隠そうとしても隠せない事実だ」
『天安門時報』の社長・阮傑氏「15年前、当時の中国共産党の党首だった江沢民は『法輪功学習者の死亡に関しては、誰も責任を取る必要がない』との迫害政策を打ち出し、各部門が意のままに学習者を迫害してきた。臓器狩りは中国で確かに行われている。現在の中国では金と権力が人々のすべてとなり、中国共産党は人と生命に対する尊重の意識を全く持っていない。法輪功迫害を阻止しなければ、次の被害者はあなたかもしれない」
臓器の強制摘出に反対する医師会のメルボルン支部代表・劉麗薩医師は「臓器狩りは各方面において人類の医学に脅威を与えている」と警鐘を鳴らした。
子供学習者・安心さんの見事な歌声が、観衆から度々喝采を博した。虐殺に対し、信仰を堅持し、迫害に反対し続ける学習者の姿に人々の心が打たれた。