【明慧日本2015年6月27日】四川省巴中県の元共産党副書記・彭克敬さん(84)は、公務員・彭樺英さんの父である。迫害の首謀者である江沢民を告訴した克敬さんの告訴状が、16日に中国最高裁判所、中国最高検察庁に届いたという。
彭さんは告訴状の中で、娘を迫害した江沢民グループの責任を追及した。
娘の樺英さんは2004年、頸椎変形、椎間板ヘルニア、仙骨嚢腫などの病気を患い、不自由な身体になってしまった。2008年の夏、樺英さんは『轉法輪』を読んでから、徐々に座れるようになり、さらに少しずつ歩けるようになった。1カ月後、病気が完治し、自転車で通勤できるようになった。
2010年2月、一部の共産党のメンバーは、身体の不自由な人が法輪功を学んで完治したと聞き、樺英さんの家に行った。彭さんは事実を伝えた直後に、江北公安局分局の関係者に不当に連行され、現金2万元を押収された。さらに、公職と中国共産党籍を剥奪され、毎月わずかの700元の生活費さえも差し押さえられたという。
昨年9月、彭さんは四川省に来た関係者に、江沢民グループに従う巴中政法委員会(610弁公室を直轄する組織)による法輪功への迫害を告発した。その結果、巴中政法委員会メンバーの1人、巴州区裁判所の裁判長は、独断で彭さんの裁判の裁判長に就き、わずか数時間で判決を下し、樺英さんを成都市女子刑務所に拘禁した。
父の克敬さんは告訴状で、「法輪功を学んだ娘は不自由だった身体が完治し、心から感謝しています。しかし、これほど良い功法が、中国共産党により迫害されているのです」と訴えた。