【明慧日本2015年6月29日】ドイツ・ドルトムント市の法輪功学習者は13日、市が主催する第17回「国際文化週間」の開幕式に招待された。同日、イービング地区で開催された「近隣ふれあい祭」にも招かれ、舞台で法輪功の素晴らしさや、中国で迫害を受けている事実を紹介した。
「国際文化週間」の開幕式で法輪功が歓迎される
ドイツの西部にあるドルトムント市は多民族都市である。13日に市が主催する国際文化週間の開幕式が行われ、法輪功学習者は唯一の中国の団体として招待された。
「近隣ふれあい祭」で法輪功の動作を実演する法輪功学習者 |
国際文化週間の開幕式で法輪功の動作を実演している法輪功学習 |
法輪功学習者が実演している動作を観賞する観衆 |
生体からの臓器摘出に反対し、署名する人々 |
生体からの臓器摘出に反対し、署名する人々 |
午後5時に法輪功学習者が舞台に上がり、穏やかな音楽が流れはじめると、司会者は法輪功の紹介を始めた。「法輪功は中国で伝え出され、人々に受け入れられています。『真・善・忍』を教えとし、100カ国以上の国や地域に伝わっています。今、舞台に上がった法輪功学習者は、高齢者もいれば、中学生もいます。ドイツ人もいれば、中国人もいて、ブルガリア人、ロシア人もいます。彼らは法輪功から恩恵を受けています」とアナウンスした。観衆は法輪功学習者の動作を真似て煉功していた。
法輪功の情報を展示するブースには、多くの民衆が法輪功の真相を知るために集まった。トルコ人の子供は法輪功に興味を持っているようで、地面に座り煉功を学び始めた。その子の父親は反迫害の署名をしたのち、子供に「あとで法輪功の煉功拠点に連れて行く」と言うと、子供はとても喜んでいた。
88歳の高齢者が迫害のことを聞いて「それは酷すぎます」と言い、彼女は震える手で署名した。
法輪功学習者が受けた迫害 民衆を震撼させる
13日土曜日、ドルトムント市イービング地区で開催された「近隣ふれあい祭」にも参加した。この祭りに参加した人はおよそ1000人である。中国で迫害を受け、4月にドイツに来た学習者・劉美玲さんは煉功を演じたあと、中国で受けた迫害の状況を話した。
中国で迫害を受けた学習者・劉美玲さん(左) |
劉さんは一枚の写真を手に舞台に上がった。この写真は彼女が6日にビールフェルト市のカーニバルのイベントに参加した時の写真だという。その日、劉さんは花車の蓮の花の上に3時間座り、沿道の観衆から絶えまない拍手を受け、感激したという。ドイツに来た劉さんは自由を味わうことができるが、中国で受けた残酷な迫害を、誰一人として想像することさえ出来ない。
2005年9月、劉さんは不当に連行され、懲役3年を宣告された。のちに山東省女子労働教養所に拘禁された。そこで受けた迫害は、監視をつけて睡眠を剥奪し、13日間、昼夜を問わずに立たされてトイレにも行かせてもらえなかった。そして劉さんの足は紫色に変色してパンパンに腫れ上がり、立つことさえできなかったという。
劉さんの話を聞いたトルコ人の女性は、「世界の人々はみな自由であるべきで、生活の中で自由をなくしてはなりません」と話した。彼女は「劉さんを尋ねてもっと詳しく話しを聞きたい」と言った。
近所に住む住民は「私たちに何かできることはありますか?」と聞いて、自ら署名した。
ドイツ人の女性は「あなたたちは寄付を受け付けますか?」と聞いてきた。彼女はヨガをしたことがあり、人々に健康をもたらした法輪功が、迫害を受けるのは不公平だと話した。学習者は「法輪功は寄付を受け取りませんが、今中国で迫害を受けている呂開利さんの開放を求めるハガキにサインをして、中国の収容所に送ることができます」というと、彼女はハガキ数枚にサインした。
主催者側は舞台で披露した法輪功について「人々に深い印象を残し、感激しました」と話した。現場の警備員は机上の資料を見て、生体臓器狩りの文字を目にすると厳粛な表情で「これ(臓器狩り)について私は必ず調べてみます」と話した。
「国際文化週間」や「近隣ふれあい祭」を通して、2歳の赤ちゃんから、88歳の高齢者まで多くのドイツ人が法輪功の素晴らしさや、中国で起きている迫害の実態を知ることができた。