文/中国の大法弟子
【明慧日本2015年7月14日】私の妻は敬虔な佛教徒です。彼女は12歳から佛教を信じ、佛を拝み、10年以上も精進料理を食べてきました。妻は、1999年以前に法輪大法の書籍と説法のビデオを見たことがありましたが、深くは学んでいませんでした。そして結婚前、私は自分が法輪大法を学んだ経験と迫害を受けた状況について話したところ、妻は理解と同情を示しました。しかし「信仰に関してはお互いに口を出さないでほしい」と言われましたので、「信仰に関しては何も言わないし、あなたの選択を尊重するつもりだ」と答えました。
結婚後、妻に法輪大法の法理を話したとき、彼女はとても敏感に反応し、抵抗しました。そして、時々強烈な口論になり、妻は何度も泣き出してしまいました。不愉快な口論の後、私は師父の説法を思い出しました。「修煉する人、自らの過ちを探し、各種の人心取り去ること多し、大なる関小なる関、落さんと想ふべからず、正しきは彼、過ちは私、何を争ふものか」[1]という師の教えから、自分の内に向けて探しました。「きっと私に何か問題があるに違いない」と思いました。妻に、法輪大法をもっと理解してもらいたいという願望はいいのですが、あまりにも焦りすぎて、無理強いしたところもあり、相手の気持ちを押し倒し、相手に勝ちたいという闘争心があったため、妻の抵抗を掻き立てたのだと悟りました。
これに気づいた私は、「私の心理状態が良くなかった、師父の教え通りに行い、あなたを傷つけてしまって本当に申し訳ないと思っている。これからは気をつけます」と妻に謝りました。妻は私の誠意を感じ、すぐに仲直りし、普段通りの平穏な生活に戻りました。私は大法を修煉しているので、口だけが達者というわけにはいきません。もっと心性を高め、自分の行動に注意し、実際に行動にうつして、大法と大法弟子の素晴らしさを実証しなければなりません。
私は毎朝、一番早く起きて朝食を作り、昨晩洗い残した服を洗濯し、妻にもっと休んでもらい、妻に支度する時間を十分に与えました。食後は、自分から片付けをし、キッチンの掃除やごみも捨てました。妻が仕事帰りの時、もし私が家にいれば、いつも妻に熱いお湯を出しました。妻が読書をしている時、もし寒ければ、上着をかけました。普段の些細なことから、妻は感動して。「あなたの同修も、あなたと同じように良い人ばかりなの?」と聞きました。「私よりもよくできている同修がたくさんいるよ。私はまだまだで、師父の要求に達していない所もたくさんあるんだ」と答えました。
私は妻に、「人の世話をするような些細なことは、自分が修煉する前は全くしていなかった。私は子供の時からずっと優等生で、大きな夢を抱いていたので、このような小さな事には気を止めなかった。しかし修煉してから、私は師父の教えに従い、さまざまな常人の心を放下し、自分が偉いと思わなくなった」と言いました。私は『大志を懐きながら細かいことに配慮し』[2]という師父の教えに従い、無理やり上に上り詰めようとすることもなくなった」と妻に言いました。物事には大小がなく、大事なのは善良な心でそれを行うかどうかなのです。一つの物事の価値の大小は、その見た目によるのではなく、どれだけ心を込めたかによるのだと私は悟りました。
これを聞いた妻は「どうやら、あなた達の法門は本当の修煉で、真・善・忍に従っているのですね」と感心しました。
私は妻にだけ良くしているのではなく、妻の家族や親戚、友人達にも誠心誠意に接しています。そして、彼らも妻に、私が善良で誠実な人だと言っています。私は近所や身の回りの人にも、同じように誠意をもって接しています。妻と共に出かけ、団地の門を開ける時も、私は先に手で門を押さえ、後ろの人が全員出てから、門を閉めます。上の階に行く際、私はいつも先にエレベーターのボタンを押し、エレベーターの出入りをする時も、先に人に行かせました。道端で助けが必要な人を見た時、私は自ら手を貸します。「あなた達、大法を修煉している人は、本当に教養が高いですね」と妻に言われました。
妻が運転する時、いつも他人に追い越されます。「今の中国人男性は本当に教養が低く、女性をいじめ、紳士らしさが全くない」と、私に何度も訴えてきました。私はいつも妻に、もっと寛大な心を持つようにと言い聞かせました。ある日、妻が車を運転していると、突然、前を走っていた車が急停車し、妻の車と危うく追突事故を起こすところでした。間一髪で急ブレーキをかけたため、大事には至りませんでしたが、「なんて車の止め方をするの!」と妻は大声で叫びました。私は「もしかして、あの車は故障しているのかもしれない」と穏やかな口調で言いました。そして、前の車から人が降りてきて、ボンネットを開けて何やら調べ始めたのです。妻は「真・善・忍を修煉する人は本当に相手を理解し、心も広いのね。これからは、もっとあなたを見習わないといけないわね」と言いました。私は「大法の師父に見習うべきだ。私はまだ修煉の弟子だから」と言いました。
また、妻と出かけた時、ゴミ袋が正門の向かい側に置いたままになっていました。妻はすぐ不機嫌に「こんな近所の人もいるのね。どうしてゴミを人のうちの前に置くの?!」と言いました。私は何も言わず、そのゴミ袋を持って「思い出した、家に置いていたゴミ袋を捨てるのを忘れていた。この近所の人のおかげで思い出した」と言った私に、妻は「あなた達、修煉者はこんな状況でも相手に感謝するの」と驚いていました。私は「そうだよ」と答え、「たとえ傷つけられても相手に感謝し、私達修煉者には敵はいないというのが師父の教えです」というと、妻は「どうやらあなた達の師父は本当にいい人なのね。今まで以上に、あなた達の師父を認めるようになったわ」と言いました。
妻は若い時、中国共産党に無理やり加入させられました。結婚する前、妻に脱党を勧めましたが、妻はまだ中共の本性について深く認識していませんでした。結婚後、共産党がどのように反日感情を煽り、どのように政治運動を行って中国人を迫害したのか、そしてどのように法輪功を迫害しているのか、また法輪功修煉者の臓器を摘出しているのか、について妻に説明しました。ある時、中共がどのように人を洗脳し、人を迫害しているかについて話した時、妻はすぐに6歳の娘を呼び、「これから絶対に中国共産党に入ってはいけないよ」と厳しく言いつけました。
以前、妻に神韻公演のDVDを渡しましたが、いまだに見ていないようでした。何度も声をかけましたが「どうして、そんなに私に見せようとするの?」と妻に言われ、妻が心の中で警戒していると感じた私は、それ以上声はかけませんでした。今年のはじめ、私は天国楽団のDVD をもらい、家で流しました。そして、妻に「あなたも見ない? これはとても良い音楽の演奏だよ」と言ったところ、妻は見に来て、「彼らはあなたにとても似ていて、皆優しそうね。それに、私はなぜかあなた達と縁があるといつも感じているのよ」と言いました。2014年の神韻のDVDが手に入り、家で見ていると、妻も見てとても喜んで「素晴らしい」と絶賛しました。
私は以前、いつも妻に法輪大法の書籍を勧め、また私が持っている書籍を見せようとしましたが、妻はすぐに離れました。ある時、私が書籍を見ていた時、妻はまた、中国の不倫に関するニュースを見て、「あなたももしかして、外で誰かと関係を持っているんじゃないの?」と聞きました。その時、私はちょうど大法弟子は男女関係について厳しくなければならない、という師父の説法を読んでいたので、その本を妻に渡し、「私達の師父の教えをよく読んでみて」と言いました。妻は真剣に読み終え、「あなた達の師父が言っていることは、本当に正しい。あなたのような男性に嫁いで、私はとても安心しているし、あなたを信じているわ」と言いました。
妻はいつも自分が健康だと自慢していますが、風邪が流行っている時期は、妻も娘も風邪をうつされてしまい、倒れてしまいます。しかし、私はどのような季節でも、体は健康です。すると、妻は「あなた達の功法は本当に生命双修なの? あなた達の体は本当に健康のようね」と聞いたので、私は法輪大法が生命双修の功法であることを詳しく説明し、「あなたも座禅をしたらどう?」と勧めました。
そして、妻も座禅を始め(座禅だけで、まだ煉功動作は学んでいない)初めて座禅をして、妻はとても気持ち良く、体にエネルギーが流れていると言いました。それから、妻はよく座禅するようになりました。妻は今では「私も座禅を好きになった」と言っています。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「誰が是誰が非」
[2] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「聖者」