【明慧日本2015年7月15日】
〖中国からの投稿〗2012年のある日、私は夜の自習を終えて、自転車で家へ向かっていました。家に近づく頃、路上に黒い鞄が落ちているのを発見しました。自転車から降りて、鞄を開けて見ると、中身はノートパソコンでした。
私は良いものを拾ったと思いました。ちょうど私はパソコンを持っていないので、しかも拾ったのは新しいパソコンでした。しかし、この考えがフーッと頭に浮かんだ途端、それは間違いだとすぐに気づきました。私は修煉者であり、どうしてこんな汚い考えを持つのでしょう! 新しいパソコンを失くして、持ち主はきっと焦っているでしょう! 私は方法を考えて、持ち主を早く探し出さなければなりません。
帰宅後、私は早速パソコンを開けて、持ち主の有効な情報を探そうとしました。しかし、新しいパソコンなので、あまり情報が入っていませんでした。幸い、持ち主のQQは自動的にログインできているので、私はQQで持ち主の友達に事情を説明し、持ち主の電話番号を尋ね、取りに来てもらおうと思いました。
しかし、不可解なことに、相手は私をネット詐欺だと思い、持ち主の情報を一切教えようとしませんでした。持ち主の他の友達と連絡を取ってみても、ほとんどの人が同じような態度でした。最後に、ある人がついに持ち主の家族に電話しました。家族は私に連絡してきましたが、新しいパソコンを返してくれる人がいることが信じられず、私がこの機会を利用して、お金をゆすると思っていました。私たちは会う場所を決めました。
持ち主は多くの同伴者と一緒に来ました。私はパソコンを彼の手に渡し、報酬のことは一切口にしませんでした。彼らは少し意外な表情で、私にお礼をしたいと言いました。私は「報酬を得たいのであれば、こんなにしんどい思いをしてあなたを探し、あなたにパソコンを返したりしません。そのまま自分のものにすればもっと楽でしょう。今日のこの世の中に、良い人がいることを本当に信じられないようですね?」と言いました。
私は彼らに言いました。「私は法輪功を修煉しています。私たちはどんな事に遭遇しても、必ず相手のことを真っ先に考えるようにと、私たちの師父から教わっています。テレビによる嘘偽りの宣伝を絶対に聞いたり、信じたりしないでください。法輪功は佛法修煉です。大法弟子たちは良い人、さらに良い人になるよう努めています」
最後に、彼らは厚く礼を述べ、4、5千元もする新しいパソコンを持って、喜んで帰って行きました。大事にしているものが再び自分の手に戻って当然嬉しいでしょう。しかし、このために嬉しいだけでなく、彼らは法輪功の実態を知った喜びとともに「今日の社会において、こんなことができるのは法輪煉功修煉者だけです」と言いました。