文/西洋の大法弟子 Gerome Audet
【明慧日本2015年8月17日】
慈悲なる師父、こんにちは!
同修の皆さん、こんにちは!
(一)すべては師父に按排されている
我が家は4人家族で、妻と2人の子供がいます。家族全員が修煉しています。
2007年5月、私は法輪功を修煉し始めてから、すぐにいくつかの体に悪い習慣をやめることができました。2008年2月、私は仕事を辞め、モントリオール大紀元のセールスマンになりました。当時セールスをする人は私を除いて3人でした。そのうちの1人は妊婦で、もう1人は内向的な性格の人で、会社全体の管理がまったく軌道に乗っていない状況でした。何もかもすべて一からやらなければならず、収入も完全にセールスの実績のみでした。以前は収入がよく、会社の管理などもしっかりしていていましたが、仕事の環境が大きく変わりました。しかし、師父の導きの下で、不可能な事が可能になりました。
セールスマンになった当初、私は『轉法輪』を2回しか読み終えておらず、正念を発する仕方も分からない状態でした。この大紀元新聞が、どうやって人を救い済度できるかも、なおさら分かっていませんでした。ただ師父と大法は私が一生探し続けて見つけたものでした。師父と大法への固い信念は、私のいろいろな挑戦を乗り越える力になりました。
そのころの私には、しっかりとした個人修煉の基礎もなく、たくさんの欠点がありました。何も知らない私はただ師父を信じ、同修のやり方をまねていました。
現在の西洋社会では、若者たちの多くは同棲しても、結婚はしません。私と妻もその頃、同棲していました。
師父は「旧勢力、旧宇宙は何を最も重く見ているのでしょうか? まさに色欲であり、男女間の問題、このことを最も重く見ています。昔、これに関する戒律を犯したなら、お寺から追い出され、まったく修煉できなくなるのです。現在、神はどのようにこのことを見ているのでしょうか? 彼らが残した予言の中に、どのように言われているのか知っていますか? 彼らは、『最後に残る大法弟子は、みなこのことにおいて、純潔さを保った人です』と予言しました。つまり、彼らがこれらのことを非常に重く見ているので、このことにおいて戒律を犯した人、このことを正しく行なわなかった人であれば、旧勢力、宇宙のすべての神はあなたを守らないのです。その上、あなたを下へ落とします」[1]、「ですから、このことに関して、くれぐれも気をつけてください。特に若い大法弟子ですが、結婚していなければ、男女関係があってはいけません。結婚した人の場合、なおさらこのようなことがあってはいけません。大法弟子は常人社会で修煉していて、もちろん結婚できます。これは問題ありませんが、決してこのことにおいて、間違いを起こしてはいけません! くれぐれも、旧勢力、邪悪生命に隙に乗じられ、修煉できなくなるまで迫害されてしまう、ということにならないようにしてください。そのようになれば、あなたは機縁を失ってしまいます」[1]と説かれました。
法を勉強することによって、私たちは男女問題の厳粛さを知り、2008年7月に結婚しました。2009年長女が生まれ、ちょうど大紀元新聞の発展過程の重要な時期でした。その数カ月後は、更に神韻のチケット販売も始まりました。セールスの仕事は何もかも自分でしなければならず、また私自身、夫であり父親でありながら、大部分の時間を費やしてチケット販売をしなければならず、常人から見れば、たいそう無理な状況でした。しかし、師父の按排はすばらしいものでした。娘が生まれて6日目から、私は毎晩6時間睡眠が取ることができました。たとえどんな圧力や試練があっても、私は時間と精力のほとんどを、人を救い済度することに使いました。
どんな試練にあっても、師父の導きと按排があるので、私は師父と大法を固く信じて前進し、どんな状況に置かれても、三つのことをしっかりと行いました。
大紀元でのセールスは、時間のやりくりは自分で決められますが、思ったほど簡単ではありませんでした。家族を養う唯一の収入源として、普通の会社で働いている同修とは状況も違い、歩む道もまた違います。
私は1日に11時間もチケットを販売した上、朝はチケットを取りに行き、夜は夜でチケットの箱を返却しなければなりません。学法の時間と発正念の時間がとても少ない状況でした。時に妻が子供を連れて、チケットを販売するところに来るので、その時だけ家族と一緒に食事がとれます。食事の後、子供はいつも流れている神韻の宣伝ビデオをじっと見ています。多くの通行人は足を止め、子供の見ている神韻に目を止め、神韻の宣伝ビデオを見てくれます。それが神韻のチケットを売るきっかけになります。師父は私に多くの按排をしてくださいました。私はこれらをよく感じ取り、目にすることができます。
私はチケット販売が忙しい時には、大紀元のセールスをする時間と精力がなかなかありません。しかし、毎年神韻のチケット販売の忙しい時期が過ぎると、私たちは通常の仕事に戻り、セールスの業績の良くない季節を迎えます。同業者はみなクリスマス後のこの良くない状況にため息を漏(も)らします。この時期、私はかえって多くの契約を結ぶことができ、1年の中で最も売り上げの高い、最も成績の良い月になります。私はいつも師父の按排を感じ、感謝しています。
大紀元セールス以外に、新聞作りの仕事もあり、夜遅くまで仕事をします。深夜に電話をかけることもあり、周囲の人々によく注意されることもあります。妻も私の仕事上、夜もなかなかよく眠れず、昼間は昼間まで子供の世話をしなければいけません。
ある日、私は自分のマンションの下に住んでいる、いつも迷惑をかけている階下の女性を救い済度しようと思い、話しかけました。まず正念を発しながら、大紀元新聞の事について話しかけました。「私はこの大紀元新聞の仕事でたくさんの時間をかけていますが、とてもやりがいのある仕事です」と話すと、階下の女性は上の人は、不眠症か、病気だと思っていたそうです。彼女は、私がそうではないと分かり、ほっとした様子でした。迷惑をかけている階下の女性と妻の事を思うと、私はそろそろ、引っ越しなければいけない時期がきたと思い始めました。
(続く)