【明慧日本2015年8月20日】タイの法輪功学習者たちは先月12日、16年前に開始された「7.20」の再来を前にバンコク・ルンピニー公園に集まり、中国の法輪功学習者たちが行っている江沢民告訴を支援し、中国共産党の解体と迫害の終結を呼びかけた。
「7.20」前夜、法輪功迫害の元凶・江沢民告訴を支援するタイの法輪功学習者たち |
真相パネルの資料を真剣に読んでいる人たち(左上)、学習者の真相説明を聞きながら、大法の真相チラシを読んでいる人たち(右上)大法書籍を購入している人たち(左下)、学習者の真相説明を聞きながら、アイパットで集会現場の状況写真を撮っている人たち(右下) |
夕方、キャンドルライトを灯して、中国共産党の迫害により死亡した法輪功学習者たちを哀悼し、迫害制止を呼びかけている法輪功学習者たち |
当日午後4時ごろ、白い服を着た法輪功学習者たちは集会現場で「声援中国民衆訴訟江沢民迫害法輪功」「全世界が江沢民を公開裁判にかける」「中共残酷法輪功学習者活体器官狩り」「迫害により死亡した法輪功学習者を哀悼する」「法輪大法は素晴らしい」などの中国語の横断幕を掲げていた。集会は、中国共産党の16年間にも及ぶ法輪功迫害に抗議し、人々に元国家主席・江沢民を告訴する重大なメッセージを伝えた。明慧ネットの報道によると、江沢民告訴者数は 5月~7月9日までに6万人に達したという。
集会の中で、数人の中国人学習者が「修煉を堅持するだけで、中国共産党に不当に拘禁されて厳刑を受け、殴打されたり、スタンガンで電気ショックを加えられて酷い傷をおったり、あらゆる拷問のすえに死亡したり、身体障碍者になったり、一家離散した人がいる」などを強く訴えた。
元広東省珠海市の法輪功学習者・周梅林さんは集会の中で、法輪功を修煉して以降、心身ともに健康になったことや、自身が中国共産党に迫害された体験を語った。法輪功の修煉により、自分の人生観が好転し、大きく変わったこと、長い間悩まされた鼻炎、咽喉炎、関節炎、胃病などの病気も薬を服用せずに治ったこと、生活も安定し家庭円満に暮らせるようになったことなどを話した。しかし、1999年7月、江沢民の法輪功に対する迫害開始後、夫が「法輪功の修煉をやめない」と表明すると、職場から解雇されたため、仕事を失った。周さんも法輪功を学んでいるとの理由で、会社を首になった。夫婦2人は仕事を失ったことを陳情した。法輪功の真相を訴えたことにより、警官により何度も不当に身柄を拘束され、洗脳班に拘禁された事もある。1999年12月、天安門広場で「法輪大法は素晴らしい」を実証したことで、周さんは警官に逮捕され、珠海第二留置所に拘禁された。留置所で煉功したため、周さんは更に酷い目に遭い、手足を「大」の字にして十字にされたうえ、三日三晩、縛りつけられた。そのため臀部が化膿し、手の筋を痛めた。2000年10月、広州市労働教養所に送られ、両手を後ろ手にして縛られ、両足は座禅の双盤の姿で14時間も座らされた。2回目は25~26時間座らされたため歩行困難となった。足には至る処に水ぶくれができ、足も変形して化膿した。数年たった今でも足の指は曲がったままで、長く歩くことができない。2005年5月、広東恵州国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官が法輪大法の真相資料を印刷した件で、夫婦2人を再び逮捕した。周さんは留置所で80日間も絶食したため、身体の筋肉が萎縮し、全身麻痺で寝返りを打つことも、声を出すことも、話すこともできなくなった。裁判所が裁判を開廷する際は背負われて入廷し、生活が自分で全く出来ない状況にあることと、有罪判決を受けて8年間も縛られていたため、このような状態になったことを述べた。
周さんは、多くの法輪功信奉者が死ぬまで酷刑を加えられ、臓器は中国共産党に高価で販売されたと言った。このような江沢民がとった法輪功学習者に対する残酷な弾圧や迫害は、非人道的で絶対に許すことはできない。江沢民告訴は世界規模で盛り上がりをみせている。
医療従事者だった法輪功学習者・王方甫さんは「自分が法輪大法への信奉を諦めないため、職場を首になり、この前後に3回も、強制労働に従事させられました。様々な酷刑を受けた王さんの両手首には、いまでも傷跡が残っています。4年間もの間、苦役による迫害によって、家族にも大きな苦難をもたらしました。そしてそれを皆で耐えました。母は毎日毎日、絶望的な想いで号泣し、片方の目は失明してしまいました」と語った。
王さんは「江沢民が法輪功に対して犯した罪悪は筆舌に尽くし難いほどです。デモ宣伝で全世界を欺いただけではなく、利益の誘惑を利用して多くの国々に悪行を行っていることを見て見ぬふりさせました。6月30日、王さんは自身が遭った迫害の経歴を、国際速達郵便で中国共産党最高裁判所と最高検察院に郵送しました。それを通して、中国共産党の元国家主席・江沢民を告訴し、一日も早く裁判にかけることを希望し、騙されている全世界の人々に、真実を伝えたいのです」と語った。
山東省の法輪功学習者・田新さんも集会で発言した。「1999年12月、田さんは天安門広場へ陳情に行ったところ、不当に警官により逮捕され、両手に手錠をかけたままの状態で、10時間も吊るし上げられました。それが原因で、左手は7年間麻痺したままです。その後も、何度も連行されて拘禁されました。2002年3月、懲役4年の不当判決を宣告され、浙江省第二監獄区に拘禁されました。監獄に拘禁されていた時、スタンガンで電撃されたり、40℃の高温下で走らせられたり、日に晒されたりしました。罰として長時間立たされたため、左足の親指が腫れて化膿しました。2008年12月に再度、山東省泰安市の監獄に拘禁されました。転向しないため1日に15時間も小さな椅子に座らされました。微動だも出来ず、それが1年間も続きました。そして厳刑されたり、拷問されたり、ラー油を肛門に注入されたり、左手の人差指と中指の間に靴磨き用の柄を挟み込み、靴ブラシの柄が壊れるほどの力で握りしめられたり、数々のひどい拷問にあいました」
田さんは「江沢民と中国共産党は法輪功を迫害し、生体臓器狩りの悪行までやり出しました。法輪功学習者が残酷な迫害を受けている状況下で、大善大忍の心を抱いて、北京へ情況説明にいきました。それと同時に江沢民集団に追随する各階層の官員に、真相を伝えましたが、迫害はまだ停止していません。現在、世の中の形勢に変化が起きていて、中国共産党当局は5月から具案登録制を実行し始め「案があれば必ず登録する。訴訟があれば必ず受理する」と公言しました。ですから法律の利器でもって宇宙にある邪悪の代表・江沢民を告訴しましょう。善悪に応報があるのは天理であって、江沢民は到底清算から逃れられず、江沢民集団も江沢民への全民告訴の大潮流の中で滅びると信じています」
法輪功学習者・張信燕さんは「2011年8月25日、ご主人と一緒に香港尖沙咀で婚姻届けを出しました。香港・マカオへの旅行ビザの期限は7日間ですから、結婚当日に一度深圳へ帰らなければなりません。深圳へ帰った翌日、再度、警察署へ申請を出しましたが、法輪功学習者であるため、ビザの発行を拒絶されました。それだけではなく、警察署は申請できたばかりの有効期限一年の香港・マカオの往復通行証にもキャンセルの印鑑を押しました。そのうえ、両手の掌紋と指紋印を強制的に残させられました。結婚した翌日なのに、香港の家へ帰れなくなり、法輪功学習者の帰省や、夫婦団欒の権利まで奪われました。主人は「夫婦団欒のためでも香港へ帰ることは許されませんか?」と電話で深圳警察署に尋ねました。法輪功を学んでいるから、法輪功の修煉を放棄する旨の書類・保証書を書かなければ許されないとのことでした。私は書かなかったので、主人と別居しました。一年後に主人は私と離婚しました」と語った。
法輪功学習者が江沢民集団の迫害を告訴する集会で、多くの通行人が活動現場の写真を撮り、法輪功学習者が伝える真相を聞いて、真相チラシを受け取り、法輪功学習者への支持を表した。
夕方ごろ、法輪功学習者たちは反迫害16周年のキャンドルライト追悼会を行い、共産党の迫害によって死亡した中国の法輪功学習者を悼惜し、善良な人々と共に共産党の暴行を制止し、一日も早く迫害を終結させることを呼びかけた。