【明慧日本2015年10月6日】近年、多くの中国の観光客がフランスをはじめとして、ヨーロッパに観光に来ている。ラッシュ時には、パリの観光地に毎日数千人の中国からの観光客が来ていた。法輪功学習者もパリの各観光地で連日、法輪功の真相を伝えたり、三退を勧めたりしている。このことをフランスの有名なネットメディアMediapartが注目し、法輪功学習者に約9時間におよぶインタビューを行い、報道した。
フランスのメディアMediapartが報道した法輪功の記事 |
Mediapartの特徴の一つは事件の真実を調べることだ。多くの有名な事件を報道し、多くの読者がいて、社会に多大な影響がある。
記事の中には「法輪功学習者が、なぜ中国の観光客に真相を伝えているのか。現在パリ在住の法輪功学習者が、以前中国で迫害されたことや、中国本土と全世界の法輪功学習者が、江沢民を告訴している」という内容が記載されている。
記事の最初に「法輪功は中国共産党に弾圧されているが、他のどの国でも自由に修煉できる団体である。一部の法輪功学習者は毎日、パリに来ている中国の観光客に真相を伝え、法輪功がだれに対しても全く害がない」と書いてある。
法輪功は中国で発展し、後に迫害された
記事は「1992年、李洪志先生がこの功法を伝え出され、大きな反響があった。この先生が伝えはじめた当初、中国の体育部の支援を得て、中国の各地でセミナーを行っていた。現在、法輪功学習者は世界各地で増えていった。彼らは常に公園で穏やかな音楽に従って煉功したり、座禅している」と紹介している。
ただし、1999年4月、状況が変わった。中国共産党が法輪功を調査した結果、中国での法輪功の修煉者が7千万人に達し、中国共産党の党員数と同数となり、この結果を過剰に意識した。これが原因で、メディアを使って法輪功を誹謗中傷しはじめた。同年4月24日、40名の法輪功学習者が、天津の地方新聞社に真実を伝えに行った時、警察に不法逮捕された。次の日、一万人以上の法輪功学習者が首都の中南海(陳情所所在地)に陳情のために集まった。
記事はフランスの法輪功学習者・唐漢龍の話しを引用した。「一万人以上の人が中南海に集まったことを、江沢民は自分への挑戦と見なした」中国問題の専門家ジャン・フィリップさんは「中国共産党は法輪功の人数が共産党員数と同数であることが分かり、恐怖を感じた。そのため、江沢民は弾圧を行って、法輪功の修煉を禁止し、数えきれないほどの修煉者を捕まえ、精神病院や労働教養所へ送った」と述べた。
唐漢龍さんは「当時、前中国主席・江沢民は突然法輪功を全面的に禁止し、3ヶ月以内に法輪功を消滅すると言いきり、修煉し続ければ、仕事を失い、監獄に送り、そして殺害すると宣告した」と話した。
続けて「近年、法輪功学習者は中国共産党が法輪功学習者への生体臓器狩りを行い、不法に高額な金額で臓器を売買している。今まで、実際に中国当局に逮捕され、殺された学習者の人数はあまりにも多く、正確に統計できないほどだ」と述べた。
法輪功学習者はパリで、中国観光客に真相を伝えている
記事はまた「法輪功団体の名誉を守るため、法輪功学習者は法輪大法学会を創立した。彼らはパリの各地でパレードを行い『真相を伝える』という活動を行っている」と紹介した。
唐漢龍さんは「私達が説明したいのは、私達はいっさい政治運動を行っておらず、「百利あって一害なし」のこの功法をただ修煉しているだけです。中国から来ている多くの人は、中国共産党の虚言に騙されている」と説明した。
ある真相を伝えている法輪功学習者は「ほぼ全中国の国民が中国共産党に洗脳され、騙されています。私達は中国共産党からうけたこの迫害に今も耐えています。しかし中国国民も虚言の被害者です。私達は引き続きこの迫害が停止されるまで頑張ります」と話した。
記事により、多くの中国の観光客が法輪功の看板や横断幕に引き寄せられ、写真を撮ったり、法輪功の真相を聞いたりした。
法輪功学習者は、全世界で江沢民を告訴している
また最近、全世界の法輪功学習者が行っている「江沢民を告訴する」ことも紹介した。
記事は「この数ヶ月間、12万件を超える江沢民を訴える告訴状が中国に郵送された。法輪功学習者はこの迫害の元凶を、法に照らして裁判するようにと求めている」と伝えた。また記事はフランスの有名な弁護士ウィリアム・ブルドンさんが「今度の告訴活動が国際社会、ヨーロッパ、米国など多くの国々に広がるようにと望みます」と述べた。
記事のレポーターは、パリに駐在する中国大使館に連絡して「法輪功学習者たちの各活動をどう思うか」と尋ねたが、何の返事ももらえなかった。レポーターは「まるで中国大使館はブラックボックみたいだ」と述べた。