【明慧日本2015年10月16日】天津市の会計士・呉万明さん(49歳女性)は今年6月30日、最高検察庁に法輪功迫害を引き起こした江沢民に対する告訴状を郵送した。
呉さんは中国人民大学の会計部を卒業し、中国石油化工股フェン有限公司の天津支社に就職し、財務の仕事をしていた。1997年会計士の資格に合格した呉さんは、1998年に審計局に属する会計士事務所に転職した。呉さんは1995年3月から法輪功を学び始め、常日頃から「真・善・忍」に従って自分を要求していた。しかし、1999年7月20日に江沢民が法輪功迫害を開始してから、 拘禁、労働教養処分などの迫害を受けた。
以下、呉さんが告訴状で述べた迫害の事実である。
1999年7月19日、呉さんは仕事が終わって帰宅したところで、強制に大港煙草ホテルに連行された。その後、呉さんは法輪功と法輪功創始者に対する、誹謗中傷の番組を強制的に見せられた。1週間後、法輪功を放棄するとの誓約書を無理やり書かされた後、呉さんは帰宅したが、それが理由で、会社を解雇された。
同年10月26日、法輪功迫害停止を求めるため、呉さんは北京に行き、陳情弁公室を訪ね、法輪功を学んで受けた恩恵を話したが、地元に送還され、留置場に拘禁された。留置場で奴隷労働を科された。2000年の旧暦のお正月に、呉さんの家族は3000元の保釈金を支払って、呉さんは帰宅できた。
2000年6月26日、呉さんは再び、北京に行ったが、陳情弁公室の前で連行され留置場に拘禁された。翌日、呉さんは鉄の椅子に縛られ、灌食をさせられた。その後、呉さんは1年6カ月の労働教養処分を科された。
留置場で毎日、長時間の労働を強いられた呉さんは顔に黒斑が現われ、数カ月間も生理が来なかった。呉さんはまた、法輪功を貶すラジオを聞かされ、洗脳され「転向」を強いられたため、一度精神異常の状態になった。
2008年6月14日夕方、警官は呉さんの家を叩いて「水道料金を徴収する」と、騙してドアを開けさせた。そして、警官は呉さんを連行しようとしたが、家族に強く叱責されたため、連行することができなかった。
2014年7月15日午後、警官は家に1人でいた呉さんを連行し、家宅捜索をした。家にある法輪功関連書籍、パソコンなどの私物を押収した。
呉さんの娘は児童期、少年期、青年期は呉さんが迫害される中で過した。娘にとって、とても恐ろしく、辛い、寂しい日々だった。
16年来、呉さんとその家族皆、江沢民が起こした法輪功迫害で、長い間、心身ともに大きなダメージを与えられた。呉さんは告訴状を郵送し、「大罪を犯した江沢民の責任を追及すべきだ」と、最高検察庁に要求した。