【明慧日本2015年10月21日】北京市昌平区の法輪功学習者・李淑蘭さん(63歳女性)は2001年9月28日、同区の610弁公室の警官に連行され、洗脳班に拘禁された。1カ月後、帰宅した李さんは家族に「洗脳班で4人の警官に体を押さえられて4錠の薬を飲まされた」と言った。その1週間後、李さんは知的障害者になった。
李さんは法輪功を学ぶ前、高血圧症、心臓病、糖尿病などを患って、めまいがし、家事もできなかったため、1999年5月、知人の紹介で法輪功を学び始めた。その後、李さんは健康を取り戻し、農業も家事もできるようになった。李さんの変化を見て、周りの多くの人が法輪功を学び始めた。
しかし、1999年7月20日から、江沢民グループは法輪功迫害を開始し、法輪功学習者に残酷な迫害を加えた。法輪功の素晴らしさを体験してきた李さんは、法輪功迫害の停止を求め、天安門広場で「法輪大法は素晴らしい」の横断幕を掲げたが、警官に連行され派出所に拘禁された。その後、李さんは昌平区留置場に移され、28日後に新安労働教養所に拘禁された。
教養所で李さんは夜に寝ることを許されず、「三書」を書くように強いられ、法輪功誹謗中傷のビデオを強制的に見せられ、日々、奴隷労働を強要されるなどの多くの迫害を受けた。迫害により、李さんは健康状態が悪化し、大小便を失禁するようになってしまった。教養所側は重病の李さんが、教養所で死んだら責任を取らされるのを恐れて、李さんに「一時出所」の手続きをさせ、帰宅させた。
そして、帰宅した李さんは法輪功を学び続け、体が回復した。2001年9月、李さんは労働教養所に手紙を書き、警官たちに「法輪功学習者を迫害しないよう、自分が教養所で強いられて書いた『三書』を無効にする」と書いた。
しかし、教養所の警官は610弁公室の警官と結托し、李さんを洗脳班に連行した。洗脳班で李さんは、昼も夜も法輪功誹謗中傷のビデオを見せられた。そして、警官は李さんを帰宅させる前、李さんに白い錠剤の薬物を4錠強制的に飲ませた。
家に着いた李さんはまだ意識がはっきりしていて、家族に薬を飲まされたことを話した。その後、李さんの精神状態がおかしくなり、1人で笑ったり、泣いたりしていた。1週間後、大小便失禁の症状が出てきて、家族の顔もわからなくなり、知的障害者になった。
李さんに対する迫害でかなりショックを受けた夫は、健康状態が悪化し、2007年5月にこの世を去ったという。