【明慧日本2015年10月23日】吉林省永吉(えいきつ)県裁判所は10月9日、同県の法輪功学習者・李仙英さんに対して不正裁判を行った。裁判所は李さんの弁護士を妨害したため、弁護士も家族も法廷に出られないまま、李さんの裁判を開いた。
7月1日朝、永吉県城南派出所、公安局、610弁公室の警官は李さんの自宅に行き、家宅捜索をして私財を押収し、李さんを連行して吉林市洗脳班に送った。
その後李さんは、洗脳班から紅旗留置場に移され拘禁された。7月8日、李さんは婦人・幼児の救急病院に連れて行かれ、健康診断を強制的に受けさせられた。その後、警官は李さんの家族から、健康診断費用として200元を強請(ゆす)り取った。
9月29日、李さんの娘は母のため、弁護士を頼んだ。そのことを速達便で母に教えたため、弁護士の依頼を公安局と610弁公室の警官に知られた。
そして、裁判所は開廷日を3日前に家族や弁護士に知らせなければならない規定があるのに、開廷日を1日前に知らせた。というのは、弁護士が法律に基づき、彼らの違法行為を暴露するのを恐れているからである。
開廷の当日、弁護士は8時に裁判所に駆けつけ、依頼人からの委託書を裁判所側に渡したが、「弁護士証明証をチェックする」という口実で、弁護士を法廷に入れなかった。
それで、裁判は弁護士も家族もいない状況で行われ、早々に終わらせたという。