【明慧日本2015年10月24日】私は中秋節に弟と会いました。食事の時に弟はわざわざ私の隣に座り、意味ありそうに、また嬉しそうに「お兄さん、今回本当にやっと分かったよ。あなた達・法輪功修煉者が共産党に敵対しているわけではなく、江沢民派が610弁公室を操って、あなた達・修煉者を迫害しているのだ。現在、迫害に参与した多くの汚職官吏が失脚している・・・」と言いました。私の訝しそうな様子を見て、弟は共産党の法輪功に対する迫害について、自分がどのようにして分かったかを事細かに話し始めました。
今年、弟はある会社の衛生管理の仕事をするようになり、ビルの清掃もしています。遠方のため、会社の寮に入り、数人の同僚と共に住んでいます。ある日、ビルの通路を掃いていた時、法輪功の小冊子を発見し、拾ってポケットに入れ、「仕事が終わったら、時間潰しに読んでみよう」と思いました。少し読んだところで、意外にも興味が湧いてきて、手放せなくなりました。何日かで読み終えましたが、また繰り返して最初から読み、一文字さえ漏らさず読みました。その後、弟は突然「もっと読みたい、また落ちていればいいな」と思いました。数日後、思った通り、弟はまた何冊か拾いました。
このようにして、読み終わるとまた新しい資料が手に入り、弟は勤務中以外の時間はすべてその小冊子を読んでいました。法輪功の資料を読めば読むほど、真実がより一層分かるようになり、もっと読みたくなりました。また、弟は自分が読んだ小冊子を同室の同僚と一緒に読みました。
弟は以前、16歳の時に軍隊に入り、部隊で中国共産主義青年団(共青団)に入り、入党しました。昇進しようとした時、林彪事件が発生し、弟の属する部隊は解散してしまい、昇進の話もなくなりました。弟は自己の不運を嘆く一方、共産党の虚言を信じ込んでいて、共産党や党の上層部の人物をとても崇拝していました。
数年前、弟は外科で小手術をしました。私は術前に見舞いに行き、法輪功の真相を伝え、三退を勧めました。弟はあっさりと承諾して共青団から脱退しました。そして、私は「真・善・忍は素晴らしい」と紙に書き、弟に繰り返し暗唱するように言いました。
その時、簡単に説得できたので、私はもっと深く真相を伝えずに病院を離れました。それでも、弟は大法の恩恵を受けました。その後、弟は個人経営の工場の副工場長になりました。ある日、爆発しやすい化学原料が入った容器を開けた瞬間、爆発しました。轟音が現場の人々を驚かせました。皆は「もうこの人はお終いだ」と思いました。しかし、弟はただ片方の親指の軽い骨折をしただけでした。私は「大法の師父が守ってくださった」と分かっていましたが、弟は必ずしもそう認識したとは思えませんでした。
昨年、私は弟に会って、また法輪功について話しました。しかし、弟は何も言わず、ただ笑っていました。共産党の虚言に人々はどれほど深く毒されているのでしょうか。
しかし今回、弟は法輪功の実態がやっと分かりました。私は弟のために喜んでいます。より多くの人々もすべて法輪功を正しく理解し、明るい将来を迎えられるよう、望んでいます。