【明慧日本2015年11月9日】黒竜江省・鶏東県郵政局の元副局長・穆徳富さん(69)は1994年から法輪功を学び始め、心身ともに大きな変化があった。しかし、1999年の江沢民集団による法輪功への迫害が始まって以来、穆さんは職務を解かれ、労働教養処分に処せられた。穆さんは今年9月21日に最高検察庁および最高裁判所に江沢民を告訴し「刑事告訴状」に下記の通り書いた。
私は1994年8月20日に吉林省延吉市が開催した法輪功創始者の法輪功セミナーに参加した。故郷に戻り、鶏東県と鶏西市に法輪功を広め、1999年の7.20までには鶏東県にはおよそ3200人、鶏西市にはおよそ5000人の学習者がいた。これらの人々は、功法を煉功することで身体の健康を取り戻し、国に厖大な医療費の節約をもたらした。また「真・善・忍」の教えに従い、心を修め、より良い人になることを目指した。
しかし、江沢民は権力を使って、法輪功に対する迫害を始めた。私は法輪功を学んでいる理由で下記の迫害を受けた。
2000年12月20日、市公安局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関で、国家安全保衛の略称)隊長など5人は私を連行し、市の第二留置場に66日間拘禁した。警官は囚人を嗾(けしか)け、私を殴ったり罵った。また自宅にあるパソコン2台を押収した。
2001年、私は副局長の職務を解かれ、月給は1200元(およそ2万4千円)から700元(1万4千円)に下げられた。
2003年、私は明慧ネットに市の公安局の迫害事実を投稿した理由で、3月15日に鶏東県・公安局国保大隊に2年の労働教養処分を処せられた。引き続き市の第二留置場と労働教養所に拘禁され、非人道的な耐え難い扱いと拷問を受けた。警官は囚人を嗾け、私を殴ったり罵ったりしたうえ、シャワーも禁じられ、精神的にも、肉体的にも大きなダメージを与えられた。
2006年、県の東風派出所の警官は、私の身分証明書を差し押さえ、外出を制限した。また、不定期に家宅捜査し、私と家族の生活に多大な悪影響を与えた。妻は精神的に大きなショックを受けたため、いまだに意識が朦朧(もうろう)としている。彼女は私が連行されることを心配して、それが原因で重症の心臓病を患った。
私はこの告訴状を書きながら、自分が受けた迫害を振り返ってみて、心が大変痛んだ。
江沢民は法輪功への16年間の迫害で人道に反する罪、拷問罪およびジェノサイド(訳注:集団を殺害する)の罪を犯した。私は最高検察庁と最高裁判所に江沢民を被告席に立たせ、その責任を追及するよう強く求める。