【明慧日本2015年11月12日】遼寧省朝陽市の裁判所は先月25日午前、法輪功学習者・周亜芳さんに対して2度目の不正裁判を行った。法律の規定によれば、裁判開廷3日前に該当者に通知しなければならない。しかし、朝陽市裁判所は開廷直前に周さんを召喚し、署名を強要したが周さんは拒否した。
午前11時に裁判を開廷した裁判官は、周さんのプリンタ、インクカートリッジ、フラッシュメモリー、ホッチキスなど8点を証拠として提示した。しかし、周さんと弁護士は、これらは全て周さんの物品ではないと主張した。
弁護士は「1回目の審理のとき、証拠品は1つもなかったが、5カ月経っていきなり証拠品が出てきたことは非常に不自然である。これらの証拠品はどこの家にもある物で、所有することは国民の自由と権利であり、国の法律によって守られている。また、周さんに対して意図的に裁判の開廷日を知らせなかったことは、違法行為である。このように公然と罪名を捏造して冤罪を着せ、法律に携わるものが自ら法を犯す者を上訴しなければならない。事務官が記録した内容は、あなた達の犯罪の証拠となる」と述べた。
周さんは法廷で「凌源市の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、検察院、裁判所は共謀して証拠を捏造し、あらゆる手を尽くして私を陥れようとしている。私はあなた達の違法行為を最高検察院に告訴する」と述べた。
周さんの発言を聞いて法廷内は静まり返った。しばらくして、裁判官は仕方なく休廷を宣言し法廷を後にした。
凌源市の法輪功学習者・周さんは昨年11月14日、市場に出かけた時、警官により不当に連行され、朝陽市留置場に1年近く拘禁された。凌源国保大隊は証拠を捏造し周さんに罪を着せようとした。凌源裁判所は今年6月16日、周さんに対して1回目の審理を行ったが弁護士は無罪を主張し、関係者の違法行為を非難した。当時、裁判官は何度も弁護士の発言を中断させたという。