【明慧日本2015年11月23日】黒竜江省ハルビン市・南崗区の法輪功学習者・劉占海さんは昨年12月5日、遼寧省瀋陽市の第一刑務所で迫害されて死亡した。劉さんは2013年5月、瀋陽市の公園で煉功したことを理由に連行された13人の法輪功学習者の中の1人である。劉さんは懲役4年を宣告されていた。
12月5日午後、劉さんの家族は瀋陽第一刑務所からの電話で、劉さんが危篤だと知らされ、1時間以内に刑務所まで来るようにと要求された。刑務所に着いた時には、劉さんはすでに死亡していた。その後、1人の警官が「劉は3日前に死亡した」と言った。
家族は劉さんの頭部だけを見せられた。家族が検死を要求したが、刑務所側は要求を無視し、火葬に同意する署名を強いられた。
背景
2013年3月21日朝、劉さんは他の学習者と一緒に瀋陽夏芳公園で法輪功の功法を練習していたところ連行された。瀋陽の警官は3日間で 13人の法輪功学習者を連行し「F321大事件」と名付け、最優先事件として処理した。
法輪功学習者たちは連行されてから、残酷な拷問を受けた。多くの人たちが酷く傷つけられ、1人の学習者が法廷で気を失ったため、最初の裁判は昨年3月18日に延期された。劉さんともう1人の学習者は、4月15日に行なわれた2回目の裁判のとき法廷で気を失った。しかし、大東区裁判所は劉さんが在席していなかったにもかかわらず裁判を続け、劉さんに懲役4年を宣告した。
劉さんは上訴の権利を剥奪された。11月末、劉さんの家族は劉さんに脳梗塞の症状が出ていることに気づいた。
信仰のため、迫害のターゲットになる
劉さんは法輪功に対する迫害が始まった当初から迫害のターゲットとなった。劉さんは信仰を放棄しなかったことを理由に4回連行された。最初は2001年7月だった。当時、劉さんは長林子強制労働教養所で1年間、労働を強いられた。2007年7月、劉さんは江北洗脳班に不法に拘禁された。2007年8月、劉さんは再度連行され、強制労働を強要された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)