文/海外の大法弟子
【明慧日本2015年11月23日】米国西部法会が終わりました。今回の師父の説法に多くの同修が震撼し、同時に緊張感も覚えたに違いありません。特に、師父が「通常、交わした誓約通りになります」[1]と説かれた時、多くの同修はガンと棒喝されたような衝撃を受けたと思います。私自身もこの説法を読んで、言葉にならないほど心を揺り動かされ、驚かされました。
これまでの自分の修煉状態を振り返ってみると、良かったり悪かったり、また大きな過ちを犯したこともありました。ここ数年間は、比較的精進していたと思いますが、子供を出産してから、常に子供の世話で忙しくなりました。学法や煉功だけでなく真相を伝えることも怠り、いつの間にか心性が下がっていきました。このままではよくないと危機感を意識しているにもかかわらず、どうしても精進することができません。時には、良くはありませんが「三つのこと」をしていることに変わりはないという、狡い考えで厳粛な大法の修煉に対処し、大法に対してこのようないい加減な態度をとっていました。
しかし、この段落の説法を読むなり、頭を強く叩かれたような感じがしました。修煉には基準があり、新宇宙の生命にはそれに見合った基準があります。「法を正すことには参加したし、衆生も救った。あとは円満成就を待つだけでよい」といった責任を取りたくなく、大法を利用するような態度ではいけないのです。
特に師父が「誓約」という言葉を口にされた瞬間、私は修煉する以前の出来事を思い出しました。
あの頃、母はすでに修煉していました。ある日、私は母が持っていた『法輪大法義解』という本をパラパラとめくっていると、あるページに「弟子:形神倶滅はどのような状態ですか?」[2]という質問がありました(この質問の師の答えの中に、師:「我々は今後、それを形神全滅と呼びます」とあります。以後は形神全滅)。突如、この4文字が大きくなり、私に話しかけてきました。かつて、私は誓約を立て、その誓約の最期の言葉が「形神全滅」だそうです。そして、私に早く修煉し、そうしなければ間に合わなくなり、その時は「形神全滅」が私を待っているとも言っていました。自分はそれに驚き、いつそのような誓いを立てたのか、当時、理解できませんでした。
すぐに、私も修煉を始めました。しかし、残念なことに、修煉し始めたばかりの時に、法輪功に対する迫害が始まりました。ある日、明慧ネットに掲載されたアメリカの小ども弟子が書いた文章を見かけました。彼は「SOS 全世界緊急救援活動」に参加していた時、突然天目が開き、自分が天から降りる時、師父の前に跪いて「大法が迫害される時、身を挺して大法を守り、衆生を救います。もしできなければ、形神全滅することをここに誓います」という場面を見て、その場で泣いたそうです。
この小ども弟子の体験を読み、以前の自分が見たシーンの意味をすぐに理解しました。我々が人間界に降りて来る時は皆、師父に神聖な誓いを立てていたのです。この誓約は神聖かつ厳粛であるため、命を懸けて全力で果たさなければならないのです。
この宇宙では、誓いを立てた生命はその誓いを果たさなければなりません。大法弟子への要求は他のどの生命よりも厳しいので、我々が立てた誓約通りにその報いが必ず来るのです!
もし師父に誓った使命を果たすことができなければ、最期の時に一体何が我々に訪れるのかを考えただけでも恐ろしいことです。言うだけで約束を守らず、神聖な誓約をもてあそんだ生命が新たな宇宙に入ることなどできるでしょうか?
非常に厳粛で重大なことです!
そして、ごく一部の同修だけがこのような誓約を立てたのではないと私は思います。私たちはこの最後の時に、師父が衆生を救い済度することを手伝って、全力で自分の誓約を果たします!
以上、これは私個人の理解です。妥当でないところがありましたら、ご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『二〇一五年米国西部法会での説法』
[2] 李洪李師父の著作:『法輪大法義解』「長春法輪大法輔導員のための説法」