【明慧日本2015年11月24日】甘粛省政法委員会(610弁公室を直轄する組織)と610弁公室の関係者は各県に秘密文書を配布し、法輪功学習者による江沢民告訴を妨害するように指示した。
そのため、江沢民を告訴した学習者たちは5月から嫌がらせ・脅迫・連行・拘禁・起訴などの妨害を受けた。蘭州市、金昌市、天水市、張家川(ちょうかせん)県、古浪(ころう)県、酒泉(しゅせん)市、惇煌(とんこう)市、張掖(ちょうえき)市、隴西(ろうせい)県、慶陽(けいよう)市、靖遠(せいえん)県、平涼(へいりょう)市、荘浪(しょうろう)県などにおいて、江沢民を告訴した学習者が身柄を拘束され、一部の地域は賞金を懸けて法輪功学習者の目撃情報を収集した。
白銀市の政法委員会および610弁公室は各管轄区の郵便部門に「北京最高検察庁・裁判所に郵送する江沢民に対する告訴状は、受け取ってから地元の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に渡し、国保大隊の審査後、郵送できるかどうかを判断する」との命令を出した。その結果、地元の学習者が郵送した告訴状は郵送されるどころか情報確認後、嫌がらせを受けることになった。
景泰(けいたい)県の数10人分の告訴状は郵便局に差し押さえられた。
先月14日午前、景泰県国保大隊の警官らおよび私服警官4人は、法輪功学習者・王蓮珍さんの自宅に不法に押し入って身柄を拘束し、王さんを白銀市留置場に拘禁した。
また、景泰県の学習者・王義朝さんも地元の警官に不当に連行され、県留置場に拘禁されている。
景泰県の裁判長は王さんを起訴した。家族は弁護士と共に留置場を訪ねたが、面会は許されなかった。その後、家族が裁判所で会話を録音したとの理由で裁判官に携帯電話を押収された。しかし、携帯電話の内容は無断で削除された。
王蓮珍さん、王義朝さんの2人は最高検察庁・裁判所に江沢民に対する告訴状を郵送したことがある。
法律に基づき、江沢民を告訴した法輪功学習者を起訴するのは全国で初めてである。法輪功学習者は具体的な事件として、加担者を最高検察庁・裁判所および公安部などに告訴し、関係者の責任を追及した。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)