【明慧日本2015年12月31日】吉林省通化地区・梅河口(ばいかこう)市の法輪功学習者・張艶さん(40)は2013年12月27日夜、地元で法輪功の資料を配布したとき、不当に身柄を拘束された。張さんは、梅河口刑務所まで連行されて滅多打ちにされた。家族が張さんとの面会を求めても断られ「弁護士を雇うなら重刑にしてやる!」と警官らに脅された。
張さんは昨年、吉林省女子刑務所に拘禁された。同施設で法輪功を誹謗中傷する書籍やビデオを見ることを拒むと、警官らは張さんの布団を奪い、氷点下の冬に地面の上で寝るよう強要した。
拷問のイメージ図:冷たい床の上で長時間座ることを強要される |
拷問のイメージ図:板のベッドで長時間寝ることを強要される |
拷問のイメージ図:真冬にトイレの水桶に頭を押し入れられる |
張さんは、真冬にトイレの水桶に頭を押し入れられるなどの拷問を受けた。さらに、張さんは足元が定まらない不安定な状態で両手に手錠をかけられ、二段ベッドの上段に吊るされたため体重がかかり、手錠が手首に食い込んで出血した。また、警官らは気分が悪い時には、鬱憤を晴らすために張さんをトイレに行かせなかった。失禁しても洗濯をさせず、悪臭がすると張さんを罵ったという。
拷問のイメージ図:手錠をかけられる |
拷問により張さんの健康状態が著しく悪化すると、片手だけに手錠をかけて毎日17時間、直立不動の体罰を加え、警官・警官に唆された受刑者らは罵詈雑言を浴びせた。
拷問のイメージ図:手錠をかけられる |
日々の拷問に終わりはない。夜の就寝時間になり、張さんがちょっとでも目を閉じると、受刑者らに指を刺されて起こされてしまう。
拷問のイメージ図:目を閉じると起こされる |
通常、受刑者たちは一日三食が支給されるが、張さんは特別な拷問を受けており、食事が供給されないことがしばしばあった。さらに、供給される食事は、トイレの便器の中に長時間浸ったもので、それを拾って食べなければ食べる物が無い。これを見かねた受刑者らが張さんに食べ物をこっそり渡すと、その受刑者は厳しい懲罰を受けるので、誰も張さんに食べ物をあげることができない。飲料水も、トイレの水を飲むように強要されており、一般の受刑者たちが私用する食堂や飲料水があるところにも近づかないよう強要されている。
拷問のイメージ図:トイレの便器に入れた食事を取らされる |
その後、あまりにも悪どい拷問に耐えられない職員が、この事実を刑務所の上層部に報告したことがきっかけで、張さんはやっと他の受刑者たちと同じ食事が提供されるようになった。しかし、この時1年近くの直立不動の体罰、睡眠のはく奪により、張さんは尿道が感染し、立つことすらできないほどの重体になっていた。