　【明慧日本2016年1月9日】江西省宜春市中級裁判所は昨年9月10日、南昌市の法輪功学習者・江蘭英さん（50歳女性）など5人に対して秘密裏に裁判を行った。

　当日午前10時過ぎ、省樟樹市裁判所は宜春市中級裁判所の法廷を借り、江蘭英さん、陳小絹さん、熊泉妹さん（63歳女性）、梅玉鳳さん（70）、王洪華さん（男性）5人に不正裁判を行った。江さんは懲役3年6カ月、ほかの4人は懲役3年の不当裁判を宣告された。江さんらは裁判に不服の申立てをした。

　当裁判所は家族および弁護士に知らせないまま、5人に判決を言い渡し、原審維持と宣告した。先月30日、王さんは某刑務所（名前不詳）に拘禁され、ほかの4人は省女子刑務所に拘禁された。

　現在、5人の家族はまだ裁判所の判決書を受け取っていないという。

　5人の以前受けた迫害実態は以下の通りである。

　江さんはかつて数回にわたって不当に拘禁され、2回労働教養処分（合計4年）に処せられ、懲役5年の不当判決を宣告されたことがある。

　陳さんは2000年5月から7月の間、地元610弁公室に省精神病院に送られ、一般患者より4倍高い濃度の薬を注射された。翌年1月、陳さんは懲役3年の不当判決を宣告された。2004年9月20日、陳さんは再び610弁公室に不当に連行され、3年の労働教養処分に処せられた。2008年1月8日午前9時過ぎ、陳さんは自宅で市の塘山派出所の警官に省女子刑務所に連行され、2年の労働教養処分に処せられた。陳さんは合計8年間の迫害を受けた。

　熊さんは1999年9月末、北京に陳情しに行った時、不当に連行されて北京固安留置場に15日間拘禁された。翌年、再び連行され、市第三留置場に拘禁された。2001年、熊さんは再度身柄を拘束され、市第二留置場に拘禁された。2002年6月、熊さんは3年の労働教養処分に処せられた。熊さんの娘も同年の2月末に3年の労働教養処分に処せられた。2014年6月6日、熊さんは広豊県裁判所による地元の学習者・徐静さんなど6人への裁判を傍聴した時、県国保大隊の関係者に不当に連行され、県留置場に半月近く拘禁された。

　梅さんはかつて5回不当に連行・拘禁されたことがある。