　【明慧日本2016年2月3日】中国黒竜江省チチハル市フラルキ区の法輪功学習者・楊淑君さんは、昨年12月7日、幸福派出所の警官に不当に連行され、市第一留置場に拘禁された。

　情報筋によると、楊さんは連行される前、当派出所の警官に法輪功の無実を伝え、迫害の停止を求めたという。警官は楊さんの話を聞くどころか、全過程を録画して迫害に加える資料として使った。

　楊さんは1998年から法輪功を学び始め、心身とも受益した。しかし、法輪功を学んでいるとの理由で、2004年に富区刑事大隊の警官に逮捕状を出され、市第一留置場に拘禁された。1年半の迫害を受けた楊さんは、髪の毛が真っ白になってしまい、見る影もなくなった。

　2006年4月、楊さんは裁判所に懲役12年の不当判決を宣告された。迫害に抗議するため、楊さんは断食を始めた。しかし、中国共産党の関係者は不明な薬物を食べ物に混ぜ、楊さんに灌食かんしょく）という拷問を加えた。そのため、楊さんは急に精神異常になり、時に叫んだり、記憶も完全に失い、自分で身の回りのことができなくなった。それでも楊さんは2006年6月にハルビン女子刑務所に送り込まれ、2014年に解放された。

　昨年12月7日、楊さんは再び幸福派出所の警官に不当に連行された。市第一留置場に拘禁されて現在、50日間以上経った。楊さんは独り暮らしのため、迫害の詳しい情報は手に入っていないという。

（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）