【明慧日本2016年3月7日】中国・福建省福州市の法輪功学習者・郭碧珍さん(65歳女性)は、法輪功を修煉して受けた恩恵を他の人にも同様に受けてほしいと思い、昨年8月25日に法輪功について詳しく書かれた真相資料を配布した。しかし警官に法輪功の真相資料を配布しているとの理由で不当に連行された。鼓楼区裁判所で2月24日、郭さんに対して不当な裁判が行なわれた。
郭さんは以前、多くの病気を患っていたが、法輪功を修煉してから敗血症が治った。他には糖尿病が悪化しており、3回も危険な状態に陥って気を失い、病院に搬送されて緊急を要する手当を受けたことがある。郭さんは入院中、体を起こして座り、すぐ煉功した。煉功を続けると、体は素早く回復した。法輪功は再び彼女の命を救ってくれた。郭さんは心から法輪功は素晴らしいと感じ、法輪功の事を多くの人に知ってもらえるように真相資料を配布した。もっと多くの人達に法輪功の恩恵を受けて欲しかったからである。しかし、このような善なる行動が犯罪であると中国共産党に中傷された。
昨年8月25日、郭さんは福州市・華林路省委員会の寮で法輪功の資料を配布していたところ、法輪功の真相を知らない警備員に通報され、警官が来て華大派出所に不当に連行された。警官は郭さんを連行する際、法律に関連する文書を一切提示せず、嘘をついて、郭さんに法輪功をやめるよう脅迫したり、騙したりした。郭さんに拒否されると福州市・第ニ留置場に拘禁した。
警官は最初、所長に会うだけで済むと言っていたが、派出所に着くと郭さんを拘禁し、数十人の警官が交替で郭さんを攻撃し、法輪功を誹謗中傷した。また、法輪功の創始者・李洪志先生の写真を郭さんの足元に投げて、踏むように強いた。郭さんが強い口調で拒否すると、郭さんの夫と息子を利用して圧力をかけ、法輪功の修煉をやめさせようとした。これら全てが効かなかったので、警官は「記録が終われば帰らせる」と言った。しかし、記録が終わっても帰してもらえず、次は「頭部の写真を撮影したら帰らせる」と言い、次には「指10本の指紋と手の掌紋を取ったら帰らせる」と言った。帰らせるというのは嘘で、実際は郭さんを騙して留置場に入れた。
昨年9月30日、郭さんは鼓楼区の検察庁に不当に逮捕された。11月末、華大派出所はこの案件を福州市鼓楼区の検察庁に送った。
このような脅迫、及び悪劣な拘禁状態と心理的圧力により、郭さんの体調が悪化した。弁護士は昨年9月6日と11月2日、2回に渡って留置場に行き、郭さんと面会すると、体調はますます悪化する一方で、声がかすれ、視力が急激に下がり、ものがはっきり見えず、頭部と肩はいつも絶えず震えており、とても苦しい状態が続いていると聞かされた。
郭さんの体調がとても悪かったため、弁護士は何度も華大派出所に病気のため、一時出所を要求したが、すべて拒否された。福州市・第二留置場と華大派出所は互いに責任を押し付けて、郭さんのカルテを隠した。しかたなく、郭さんの弁護士と親族らは、昨年11月12日に福州市・公安局に正式に不服審査を申し立てた。留置場と派出所が互いに責任を押し付け合って、郭さんのカルテを押収し返さない違法行為を正すよう要求した。また、11月13日、第二留置所に政府情報公開申請書を送り、郭さんが拘禁されてからの身体の状態、郭さんの深刻な糖尿病に対して提供した食事の内容、毎日の食事の提供回数、身体の鍛練の措置、及び治療方法と投与した薬物を公開するよう要求した。しばらくして、留置場は圧力に負け、郭さんのカルテを返してくれた。
検察庁で、弁護士は再度病気のための一時出所を要求したが、再び拒否された。今年1月12日、鼓楼区の検察庁は、郭さんを鼓楼区裁判所に起訴した。
郭さんは、ひとりの純朴で善良なお婆さんである。法輪功を修煉して恩恵を受けたため、法輪功の真相を人々に伝えようとしただけで、これほど大きな迫害に遭った。高齢で病気にもかかわらず、留置場で苦しみを今も味わっている。彼女が「法律の実施を破壊した罪」で冤罪になるのは笑止千万なことではないか! 手にはなんの武器も持っておらず、権力もない、知識レベルも低いお婆さんが、どうやって法律の実施を破壊したのか。これはまさに「人に罪を着せようとすれば、その口実は幾らでもある」ということで、なんと理不尽なやり方ではないか。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)