文/観音
【明慧日本2016年3月10日】「徳音雅楽」(意味深くてメロディーの美しい音楽を形容している)は、華夏族(中華民族の古称)の神伝文化から来た言葉です。道徳と天地の万事万物の運行規律に従うこと及び人体の養生の道を強調しているため、純正のエネルギーを持っています。
古代の「楽」という漢字は、「薬」の漢字と似ています。両方とも病気の治療と心身を調整する効果を持っています。聞いた人は、平和な気持ちになり、善良になり、天と一体化することが体験できます。例えば、音楽にある「宫商角徵羽」は、五行の「金木水火土」に繋がっています。宮音は、土の性質を持ち、人体器官の脾臓と胃に対応しています。この種類の音楽を聞くと、人を平和な気持ちにさせ、脾臓と胃にとても良い影響を与えます。角音は、木の性質を持ち、人体器官の肝臓に対応しています。この種類の音楽を聞くと、肝臓を疎通してくれます。美しい徳音雅楽は、人の各器官をリラックスさせるので、治療の効果があります。
それとは逆に現代の音だ楽は、ほとんどはみだらな音で、騒音のような音楽です。人の五臓六腑や、感覚神経を刺激します。聞けば聞くほど心身の健康を損ない悪化させる一方です。もちろん、東洋の現代人であろうと、西洋の現代人であろうと、ほとんどの人は、こういう文化と養生道を知りません。そのため、音楽を騒音の一種だと思っています。音楽を評価する時も、道徳と情操が高尚であるかどうか、音律は天と一体化する規律に合っているかどうかを考慮せずに評価してきたので、音楽が心身を健康にさせる良薬としての効果もなくなりました。
喜ばしいことに、古代の韻律をよみがえらせ徳音雅楽が再び現れてきました。神韻芸術団は、中国古典舞踊と徳音雅楽を今日の世界舞台へ持ってきました。神韻の声楽には、聴く人に反省をさせ、人を導き、心を啓発する歌詞があります。これらの歌詞は、昔からの神伝文明の智慧と博大な中身に基づき、人生の真髄と宇宙の真理及び生命の希望などを漏れなく徹底的に観衆に伝えます。神韻の楽器演奏は、西洋の交響楽の広大さ、宏遠さと輝かしい勢いを、中国五千年の文化に培われた 民族の風格と完ぺきに融合させました。
観衆のアミル・モサイドウさんは音楽家です。アミルさんは「今までで、初めてこのような音楽を聞きました。寿命を10年延ばせたと思います」と語った。国連労働組合の職員ジェニス・ボスディクさんは「24時間、身体全体が痛いのですが、鎮痛薬を飲みません。飲んでも効きませんから。しかし、今日は神韻の音楽を浴びることができて、今は痛みはなくなりました」と述べました。
神韻公演の舞踊と音楽は、伝統的な最高の古典の味わいを備えています。心身への益も尽きることがないぐらいです。観衆が楽しめるのは、劇場での効果だけではありません。公演を見た後の印象も強くて、美しくて、大変貴重な文化の殿堂なのです。