【明慧日本2016年6月5日】中国・新疆ウイグル自治区の石油管理局に勤務していた法輪功学習者・趙淑媛さん(52歳女性)は、昨年11月5日、高齢の同修が法輪功への迫害を引き起こした江沢民を告訴する手助けをしたため、カラマイ市カラマイ区の公安局へ不当に連行された。
同年12月初め、趙さんの案件はカラマイ区検察院に移された。12月24日、検察院は趙さんをカラマイ区裁判所に起訴した。
今年1月18日、趙さんに対する裁判が取り消された後、趙さんの弁護士は、この案件のコピーを妨害したなどの違法行為を行った裁判所を訴えた。
そのため、カラマイ区裁判所は報復行為をとった。まず裁判所は、趙さんに「あなたの弁護士はあなたの弁護を取り止めた」と言って騙し、同時に重慶市にいる趙さんの弁護士に電話をかけて「弁護士の意見を尊重する。案件を閲覧する日と証人に会う日の予定を立てるように」と嘘を言った。裁判所は2月17日午前、趙さんに対して不正な裁判を行ったが、事前に弁護士に通知をしなかったため、弁護士は法廷に立つことができなかった。
法廷で、趙さんは合議制の審理と公訴人を回避することを求めたが、拒絶された。それから、趙さんは弁護士が不在であるとの理由で、すべての尋問に答えなかった。
そして、3月7日、一審で懲役5年を宣告された趙さんは、それを不服とし、上訴した。二審を開廷した裁判所は、趙さん本人と弁護士の請求を無視して開廷せず、原審維持とした。
趙さんは連行されてから、断食をして迫害に抗議したが、留置場の警官によりベッドに固定されたまま、本人にとってとても辛い灌食をされた。
拷問の再現:灌食 |
趙さんは大学卒業後、新疆石油管理局の技師になった。しかし、2003年3月26日、趙さんは法輪功を学んでいるとの理由で、カラマイ区裁判所に懲役5年を宣告された。趙さんにとって今回の実刑判決は、2度目だという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)