文/中国の大法弟子
【明慧日本2016年7月4日】数日前、妹が遊びに来て雑談をしていたところ、妹がある同僚の女の子はどれだけ意地悪で、如何に自分をいじめ、その人の心はまるで 悪魔のようだと言い出したのを聞いて驚き、「それは言い過ぎでしょう」と思いました。その女の子は妹の部下で、5、6年間妹と一緒に働いていて、秀でており、私と面識があります。妹は以前彼女のことを良い人だと褒めていました。妹は人を恨む心、報復心がとても強いと分かっているので、私はその話しを特に気にせず、笑って流してしまいました。妹に「内に向かって探すよう助言をしたい」と思っていたのですが、受け入れてもらえないと思い、何も言えませんでした。
朝座禅をしていた時、そのことがずっと頭から離れず、「内に向かって自分の原因を探すべきで、いつも人が悪いとばかり考えてはいけない」と心の中で、妹を責めていました。
ふっと師父の説法が頭に浮かんできました。「神: これらの問題はすでに非常に深刻になっていますが、彼らが相手のどうこうを見るときの目で、逆に自らを見ることができれば、と思います」[1]。私は逆に自分自身を見て、果たして妹と同じかどうかと思いました。普段自分の発した念を詳しく調べると、本当にその通りでした。誰かに失礼なことを言われた時、いつも仕返しをして、その人をいたたまれなくしてやるとか、上司から自分の能力を認めてもらえない時、いつか力がついてきたら自分を軽んじているこの会社を潰してやるとか、同僚に陥れられたことを後で知った時、その人を罵り、殴り、甚だしきに至っては、その人の足を骨折させ、一生起き上がれないようにしてやるなど、様々な悪い念が生じました。これはまさに嫉妬心ではありませんか? 「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います。善人は慈悲心が常にあり、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです」[2]と師父はおっしゃりました。
普段人を恨む心につられてこれらの悪いことを考え、これらの悪い念があってもすでに慣れてしまい、一度も自分が悪い人だと思ったことはありませんでした。ここまで考えると、自分でも驚いてしまいました! なるほど、自分の念がこんなに悪く、もし、これらの悪い考えにつられて悪事を働いたら、人をどれだけ傷つけるでしょう! これらの念は善人にもなれないのに、覚者になるなんてなおさら無理です! もちろん、これらの悪い念や考えは自分の考えではなく、必ず取り除かなければならないのです! 今回妹が来て私の良くない心に気付かせ、師父は彼女の口を利用し、啓示して下さいました。
このことが分かった後、突然曇っていた気持ちが晴れ、心が明るくなって、周りの人も優しく親切にしてくれるようになりました。体の周りの黒い物質は師父によって取り除かれ、宇宙の特性「真・善・忍」に相通じるようになったので、明るく温かい気持ちになれました。外で法輪功の真相資料を配った時は心が落ち着いていて、パトカーが後ろから通りすぎても全然怖くなく、警官らも私に気づいていませんでした。おおよそ半分の人が喜んで真相資料を受け取り、5、60部の資料はあっという間に街で配り終わりました。以前は街で数時間歩いても、人々が受け取ってもらえない為、2、30部しか配れませんでした。自分の空間場が清らかになり、エネルギーが強く、多くの常人の悪い考えや念を取除けるようになったので、多くの人が喜んで真相資料を受け取ってくれたのだと思います。真相を伝えることは単なる話すテクニックではなく、もっと重要なのは自分を良く修めることであり、自分のエネルギー場を更に大きく強くしてから、はじめて師父が法を正すことを手伝い、更にもっと多くの世の人々を救うことができます。
師父の慈悲なるご教示、そして弟子に内に向かって探すという修煉の宝物を授けて下さり、新しい私に生まれ変わったことに感謝いたします。
注:
[1]李洪志先生の著書:『精進要旨』「時間との対話」
[2]李洪志先生の著書:『精進要旨』「境界」