【明慧日本2016年8月1日】欧州議会で7月13日までに、中国共産党が生きた人間から不法に臓器を摘出し売買する犯罪(生体臓器狩り)を制止する声明文に、半数以上の議員が署名した。
2016年7月6日から8日までの3日間、欧州議会堂ストラスブールの前で、欧州13カ国の法輪功学習者が、12人の欧州議会議員が共同で作成した、中国の人道に反する「生体から臓器を摘出して暴利を得る」犯罪を制止するための2016WD48号声明文に署名するよう呼びかけた。
声明文の作成者「我々は行動すべきである」
ドイツ選出の欧州国会議員アーネ・ゲーリッケ氏は、2016WD48号声明文を作成し呼びかけた内のひとりである。彼は中国で発生している「生体臓器狩り」が、数百万人の中国人の生命にかかわる問題だけでなく、欧州にも関連性のある問題だという。
ゲーリッケ氏は「この問題について我々は行動しなければならない。欧州連盟理事会であろうと、或いは委員会であろうと我々は積極的に声を挙げなければなりません。法律によってこのような臓器の移植を禁止すべきです」と話した。
ドイツ産業連盟元会長、現欧州議会議員のハンスーオーラフ・ヘンケル氏は「欧州議会に提出された2016WD48号声明文を強く支持する」と表明した。ヘンケル氏は「どんなことがあっても、我々は『生体臓器狩り』に反対し、制止するために尽力をつくさなければなりません。私はこの臓器狩りを数年前から知っています。この問題について私は法輪功のために、かつて中国の関連機関に書簡を送ったこともありました。この数百万人(臓器を狩り出された)という数字は、私を驚愕させています。このような事(臓器狩り)が発生しているのは事実です。たとえそれ(臓器狩り)が特異な例であったとしても許されません」と話した。
英国選出欧州議会議員「生体臓器狩り、この野蛮な行いは制止されるべきである」
2016WD48号声明文の署名を求め、法輪功学習者は絶え間なく、欧州議会堂の前で真相を伝え続けた。炎天下にも関わらず、彼らは緩やかな煉功音楽に従って煉功し、その優美な動作は往来する人々に注目された。一部の法輪功学習者は2016WD48号声明文のパネルを掲げ、人々に法輪功が不法に迫害されている真相を説明して、資料を配布していた。この光景は欧州議会議員やスタッフらを感動させ、多くの議員が現場に駆けつけて法輪功学習者と交流し、続けて頑張るように励ました。
英国選出の欧州議会議員のジュリー・ウォード氏は、早朝から議会に向けて急ぎ足で歩いていた。彼女は法輪功学習者が活動する現場の前で足を止め、カメラを手に法輪功学習者に写真撮影を頼んでいた。バックに「2016WD48号声明文に署名を」「欧州議会が行動を」「中国で発生している臓器狩りの制止を」などと書かれた横断幕をカメラに収めたいと話した。
ジュリー・ウォード議員に「なぜ法輪功を支持しているのですか?」と尋ねると、彼女は「私は英国から来ています。私があなたたちを支持するのは、私は人権活動家であり、欧州においても一人一人に人権があり、すべての人が世界の人権を支持すべきだからです。21世紀になり、国家による利益を目的とする『生体臓器狩り』の野蛮な行為は、制止されるべきです。私たちは自分の態度を明確に表明しなければなりません。私は、わが国土において『生体臓器狩り』が発生することを決して許さず、許されることではありません。私がいう国土は世界を指しています。あなたたちの成功をお祈りします」と話した。
英国独立党欧州議会議員「私の支持を捧げたい」
英国独立党欧州議会議員のジェラルド・バッテン氏は、法輪功学習者が活動する現場に訪れて、30分以上にわたり2人の法輪功学習者から真剣に話を聞いた。
バッテン議員は「私はロンドン選出の欧州議会議員で、英国独立党を代表しています。現在中国で発生している生体からの臓器狩り、この悲惨な犯罪を終結させ、法輪功に対する迫害、および異議をもつすべての人に対する迫害を制止させることに支持することが出来て嬉しく思います。今も続いている中国共産党による『生体臓器狩り』の犯罪に恐怖を覚え、吐き気がします。まさにナチスがユダヤ人に対しておこなった大虐殺のようです。最も信じ難いのはこれらの犯罪が現実の社会に発生し続けている事です。しかし西側諸国は競って中国共産党と貿易や経済外交を行っています。この野蛮で人間性を破壊した犯罪に対して、実際のところ西側の国々は経済手段を用いて、終結さるために圧力をかけていません。そのため私は欧州議会議員として、自分の職務を履行し、あなたたちを支持しています。私が思うのは、中国の法輪功学習者、或いは異なる政見者らは非常に果敢で、想像を絶する毎日に面して生きています。ですから私は微力ながらあなたたちに支持を捧げ、未来に幸運が訪れます事を希望します!」と話した。
バッテン議員は、友人で前ソ連の異なる政見者が迫害を受けていた事を話した。「友人はロシアで迫害を受けましたが、現在の中国共産党の迫害に比べれば、まだマシなほうで、中国共産党の迫害は本当に残酷です。私はあなたたちの勇気に深く動かされ、あなたたちが最後までやり抜く事を確信しています。邪は永遠に正に勝ったことがないのですから」と付け加えて話した。
エストニア選出の欧州議会議員「2016WD48号声明文に署名できたことを嬉しく思います」
エストニア選出欧州議会議員のトンネ・ケラム氏は、数年来法輪功の反迫害活動を支持してきたという。彼は「あなたたちが最も良い結果を得られることを希望します。あなたたちのこの上ない努力が、良い方向へ向かわせていることは確かです。先週、私はブリュッセルでも中国共産党による臓器狩りを聞きました。カナダの独立した調査結果は使えます。とてもよくできています。多くの人々がこの事を知るべきです。欧州政府は国民に中国への渡航、臓器移植をしないようにと警告していないので、欧州の国民は、自分が中国で臓器移植をすれば、誰かが殺害されるということ知りません。ですから欧州政府はこの責任を負うべきです。私は2016WD48号声明文に署名できましたことをとても嬉しく思います」と話した。
英国選出の欧州議会議員「あなたたちはよく頑張りました! あなたたちの活動は人々に注目されています」
セブ・ダンス氏は、英国選出の欧州議会議員である。彼は法輪功学習者が法輪功の不法に迫害されている真相を伝える資料を配布する姿を見て、親指を立て称賛し、支持する意志を表明した。彼は長時間話を聞いていた。
ダンス議員は「私はロンドン地区で選出された議員です。私はロンドンを代表して2016WD48号声明文に署名できましたことをとても嬉しく思っています。あなたたちはよく頑張っています! あなたたちの活動は人々の注目となり、通常では発生しないこと(生体臓器狩り)の真相を確実に理解させています。よくできました、本当によくできました。私はこの数日あなたたちがここで法輪功の真相資料を配布しているのを目にしています。人々にこの事実を知ってもらうことが重要なのです。あなたたちは素晴らしい! 私はブリュッセルでもあなたたちを見かけたことがあります」と話した。