【明慧日本2016年8月3日】今年の年明け、成都市錦江区に住んでいた雷燕華さん(61歳女性)は、劍閣県の古い友人を訪ねたところ、拉致された。
それ以降、ずっと不法拘禁され、4月18日、劍閣裁判所へ移送された。
5月5日、不正裁判が開かれ、正義感のある弁護士は被告人の雷さんが冤罪であるとの証拠を示し、無罪の根拠を示し無罪弁護を強硬に行った。
さらに弁護士は、行政機関としての劍閣県政府からの書類が、起訴の資料に当てはまらない事実を述べ、それを採用するのは法律的な効力がなく、偽りの行為だと公訴人を強く非難した。
雷さんは裁判長に対し、自分の無罪を強く主張して、不当起訴を否認した。その上、自分が東宝派出所で裸にされたままに頭を殴打されたり、冷水がかけられたり、拳銃を頭に当てられて脅かされたことを告白したに。
結局、この裁判は、何の判決も出ずにそのまま休廷した。
しかし7月5日、すでに4,000元の罰金と4年の禁固刑を当人に言い渡されていたことを、家族は弁護士から知らされた。
その13日後、家族は、劍閣県裁判所に行き、朝から夕方まで待たされて、2回電話で裁判長と連絡しようとしたが相手にされなかった。結局、遅くまで待っていた家族は、やっと裁判長とつながった。雷さんの不正裁判を訴えながら、判決書を請求したところ、正当の理由もなく裁判長にきっぱりと断られた。
現在、雷さんは、達広元市中級裁判所に自分の無罪を訴えて、不正裁判を認めずに再審を求め続けている。
雷さんは、2001年2月19日、錦江区で15日間の不法勾留を受けた。2002年9月26日、1年の労働教養を科された。普段の生活のなかで、日頃から見張り、尾行、嫌がらせなどの様々な迫害を加えられて、苦しい生活で苦境に陥っていた。