【明慧日本2016年8月7日】フィンランドの法輪功学習者(以下は学習者と称す)は7月20日、フィンランドの首都ヘルシンキの中国大使館の前で、中共の元国家主席の江沢民が発動した法輪功に対する残酷な迫害が17年目となり、停止を呼びかける活動を行なった。同時に迫害で亡くなった学習者を追悼した。
「皆さんと共に邪悪な迫害を制止させましょう」
迫害で死亡した学習者の遺影の前に、多くの民衆が足を止め、中共の残酷な迫害に驚いていた。
会社社長のトゥイヤ氏は、中国で発生している臓器狩りが未だに続けられていると知り、反迫害に署名した。学習者の朱さんは彼女に「本日は中共が法輪功を迫害して17周年の追悼日です。私の母親は某病院の副院長をしていました。ただ自分の信仰を放棄しなかったために、70歳の高齢で迫害によって死亡しました。私も法輪功の中で恩恵を受け信仰を堅持していたため、中共に不法に強制的に連行されいろいろな拷問を受けました。6月13日、米国議会は343号決議案を通過させ、中共に法輪功学習者やその他の良心犯からの臓器狩りを即時に停止し、法輪功に対して17年にわたる迫害の即時停止を強く求めました。一週間前、欧州議会議員12人が中共を非難する声明文を議会に提出しました。現在のところ半数以上の議員が署名しています」と話 した。
トゥイヤ氏はこの残酷な迫害の事実を聞き、思わず涙ながらに「中共は人権への迫害が残酷すぎます。今日、私が聞いたことを人権組織や友人にも伝え、皆さんと共に邪悪な迫害を制止させれば、社会に平和が訪れます」と話した。
彼女は「生体臓器狩り」に関する報告書と、法輪功の不法に迫害を受けている真相資料を手に、迫害の暴露はとても大切で、これからも続けるようにと励ました。そしてお互いの未来を祝福して別れを告げた。
中国からの観光客の王さんは快く真相資料受け取った。彼は「知っています。知っています。私はほかの国にも行っていますのでよく知っています。国内でも前から聞いたことがあります。あなたたちの信仰に対する強靱で不屈な精神に本当に敬服しています。友人と雑談するとき、あなたたちの話題も話しますが、ここまで歩んでこられたのは耐えやすいものではなかったと思います」と話した。
学習者の親族が迫害され死亡
「7.20」になると、学習者たちは中国で迫害によって殺害された親族や友人のことを懐かしく思う心が倍増する。
呉志平さんのおばさんの呉玉韞さん(女性60歳代)は中学校で経理の仕事をしていた。健康そのものだった。彼女は「610弁公室」によって3回洗脳クラスに送られ迫害された。ある日警察は彼女を急に家に送り返し、間もなく死亡した。彼女の死因は未だに謎のままになっている。
先日、呉志平さんは偶然の機会におばさんの死因を知り、心は穏やかではなかった。おばさんが広東省三水婦教所に強制収容されている間、楊惠慈さんという学習者がそばにいた。楊さんのインタビューの中におばさんに関する死亡情報が語られていた。
おばさんは洗脳クラスで2回の洗脳を受けた。しかし彼女は邪悪のあらゆる洗脳を拒否した。3回目の洗脳での残酷な拷問も彼女を変えることができなかった。「610弁公室」は狂ったように食事に毒を盛り込んだ。そして楊さんと同じ部屋に入れられ、呉さんの身体の不調を見てもらい、のち証人になってもらおうと企んだ。普段の学習者は独房に入れられて拷問されているので、お互いに合うことはなかった。
不当に連行された学習者の救出を呼びかける
呉志平さんは不当に強制連行され監禁されている、義理の姉の黎佩珍さんの救出を呼びかけている。黎さんは今年4月18日の午後、広州市華楽街交番の警官が、区役所の役人、会社の人らを引き連れて黎さんを拉致し、法制思想教育収容所に送られ監禁されている。この以前にも法輪功の修煉を放棄しないため強制的に連行され迫害を受けたことがある。
今中国の収容所で迫害されている馬雪青さん(女性48歳)について、70歳過ぎた母親の劉澤栄さんと妹の馬雪紅さんが緊急の救出を呼びかけている。
遼寧省大連市に在住の馬雪青さんは、大学卒業後公務員となった。仕事は真面目で業績も突出していた。2004年全国の労働模範者に選ばれた。
今年5月3日夜、彼女は桂林交番の警官に強制連行され、大連市留置所に監禁された。5月17日、彼女が突然倒れ、病院に送られ10日間の治療を受けて、留置所に戻された。5月30日、馬さんは生命の危機に陥り再度病院に送られた。この期間中、大連検察院と大連裁判所が結託して逮捕状を発行した。
活動は人々に注目され、道の向い側を歩いていた民衆も足を止め、ろうそくを持参した集会のキャンドル・ビジルの場面に見入っていた。多くの民衆は署名した後「このような残酷な迫害は即時停止するべきです」と話した。