【明慧日本2016年8月20日】中国・広東省女子刑務所に拘禁されている梅州市の法輪功学習者の傅雪氷さんは、奴隷的な労働を強いられている。傅さんは、作った製品の中に法輪功の資料を入れたため、刑務所側に家族との面会が禁止されるなど、いっそう迫害を加えられた。
傅さんは、中国銀行梅江支社のフロアマネージャーだった。2014年、傅さんは、梅江区裁判所に懲役7年の実刑判決を言い渡され、同年12月19日に省女子刑務所に収容された。
今年7月10日、梅州市610弁公室の3人の警官は、女子刑務所の8人の警官を連れて、傅さんの実家に行った。警官らは傅さんを「転向」させるため、傅さんの夫と息子のビデオを撮り、傅さんに圧力をかけようとしたが、家族に強く拒絶された。
傅さんは法輪功を学んでいるという理由で、繰り返し迫害を受けた。
2005年12月末、傅さんは、梅州市鴻都花園車庫で法輪功の資料を配っていたとき、警官に新中派出所に連行された。傅さんは、派出所で1時間あまり尋問を受けた後、自宅に連れていかれ、家宅捜索をされた。法輪功の関連書籍や法輪功の創始者の説法のビデオ、『明慧週刊』などの私物を押収された。その後、傅さんは、梅江区公安分局に送られた。2日後、勤め先の責任者が保証人になり、傅さんは保釈された。仕事に戻れたが、法輪功を放棄するように「保証書」を書かされた。
2008年、傅さんは職場の同僚や顧客に、法輪功が不法に迫害されている真相を話したが、中国共産党が法輪功を誹謗中傷した宣伝を信じた人に通報された。それから、傅さんは、法輪功を貶すビデオを強制的に見せられ、月に2回「反省書」を書かされた。夜の9~10時と祝日と休日の朝、昼、晩に、自宅の電話機で職場の上司に電話をかけるようにと強要された。1回欠けると、100元の罰金を課されたため、2008年5月1~8日まで、傅さんは、1100元の罰金を支払った。5月13日、傅さんは、職場の紀律委員会の書記に法輪功の真相を話したが「お前、ちゃんと要求に従わないと、お前を洗脳班に送ってやるぞ」と脅かされた。
2008年5月15日、仕事中の傅さんは、警官に梅州市江南洗脳班に連行された。3日後、傅さんは洗脳班から抜け出せたが、再度の連行を避けるため、2カ月ほど家に帰れず放浪生活をした。8月6日、傅さんは、16年も働いていた勤め先に「無断欠勤」が理由で解雇された。その後、傅さんは、関連部門に訴えたが「法輪功に関わることだ」という理由で、受理されなかった。
2010年3月25日午前9時過ぎ、歯医者で歯の治療を受けていた傅さんは、いきなり入ってきた梅江区国保大隊の十数人の警官に連行され、家の鍵も押収された。警官の一部は傅さんの実家に行き、パソコン1台、ハードディスク、十数冊の法輪功書籍、DVD、現金などを押収した。ほかの一部の警官は、傅さんの自宅と義理の両親の家に行って、パソコン、DVD、法輪功書籍などを押収した。その後、警官は傅さんを梅江区芹黄留置場に送り込み、殴ったり蹴ったりしたうえ、手錠と足かせをつけた。
留置場で傅さんは、両腕を背中に回されて手錠をかけられ、睡眠を許されないなどの迫害を受けた。1カ月後、傅さんは、三水洗脳班に移送され、法輪功への誹謗中傷のビデオなどを強制的に見せられ「三書」を書かされた。
2012年5月21日午前9時過ぎ、警官は突然、傅さんの家に不法侵入した。警官は家宅捜索し、法輪功書籍、パソコン、携帯電話、MP4などを押収した。その後、傅さんは、生後6カ月の娘を連れて家を離れたが、家族たちが警官に尾行された。10月26日、傅さんと娘は、夫の東莞市の仮住いで警官に連行された。
2014年4月23日午後2時過ぎ、江北秋雲橋頭にある自動車用品店で働いていた傅さんは、梅県区公安局の警官に連行された。3時過ぎ、警官は傅さんの家を家宅捜索した。その後、傅さんは、梅県区扶大留置場に拘禁され、逮捕状を出された。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)