【明慧日本2016年8月21日】遼寧省鉄嶺(てつれい)市の西豊県裁判所は先月29日午前10時30分、江沢民を告訴した法輪功学習者・王麗華さんに対して不正裁判を行った。
当日、西豊(せいほう)県裁判所にはパトカーが並んでいた。巡査、特別警察、派出所の警官が裁判所の入口に大勢詰めていた。数台の乗用車の中には私服警官が座って通行人を監視していた。近くに止まっていた客待ちの三輪車は早朝から警官に追い払われ、また近くの住宅の廊下、商店の中もすべて調べられた。
遼寧省西豊県の王麗華さんは、法律に基づいて最高検察院、裁判所に江沢民を告訴したため、不当に連行された。家財を没収され、鉄嶺(てつれい)市留置場に拘禁された。1年後、西豊裁判所は王さんに対して不正裁判を行った。
当日の裁判は、ただ形式的に行われていた。王さんに真相を述べるチャンスを与えず、また親族は入廷できずに傍聴の権利が制限された。王さんの弁護士の無罪弁護の前で、裁判官は答えられずに判決を下せなかった。しかし、後日再審するのではなく「事後に結果を出す」と宣告した。
裁判官として、江沢民の罪悪を守り、罪のない女性を打撃したことによって、自分がどんな危険な立場に陥るのかを、意識したのだろうか?
目の前の一時的な名利のために良知を捨て、自分の将来も台無しになる。それは決して賢い選択ではない。
1人の女性が真理を守るため、実名で江沢民を起訴する勇気があるが、法律執行者、執政者には公平に法を執行する勇気がない。強権の下で、自身の良心に反することは、自分にすばらしい未来が開かれるという資格があるのだろうか。