【明慧日本2016年8月21日】王治文さんは、以前に法輪大法研究会の責任者をしていて、中国鉄道部のエンジニアでもあった。1999年7月20日、中国共産党の当時の国家主席の江沢民が、法輪功への弾圧を行い、最初に捕まった法輪功学習者が、王治文さんであった。それから同年12月27日、懲役16年の不当な判決が下された。
2014年、王治文さんは釈放され、米国にいる娘と会いたがっており、米国政府も王治文さんに永住権を許可した。王治文さんの娘の王暁丹さんとその夫は、いろいろな難関を乗り越えて、北京へ行き、父である王治文さんの渡米の手続きを行ったが、税関を出る際、王治文さんのパスポートは、中国税関の職員により切断され、出国できなくなった。
今年8月10日(水曜日)の夜、法輪功学習者たちはシカゴの中国領事館の前で、王治文さんの出国を妨害することに対して抗議活動を行った。王治文さんのパスポートを再発行するように中国の現政権へ求め、王治文さんが自由に旅行する権利を返還し、米国にいる娘と再会出来るように求めた。
アメリカに戻った娘の王暁丹さんは、「税関を出る時、理由もなく税関の職員が、父のパスポートを切断しました。税関はパスポートの取り消し指示は、公安部内部から出されたものだ」と言った。
シカゴの中国領事館の前で、法輪大法学会会長・楊森さんは、「法輪功への弾圧を即刻に停止し、中国共産党各部門の官吏は、江沢民、曾慶紅の副葬品にならないようにと呼びかけます。そして、中国現政権は、すぐに王治文さんのパスポートを再発行するように強く求めます。私たちは各国の政府や人権機構が手を差し伸べ、王治文さんが一日も早く中国共産党の妨害から抜け出し、アメリカに来て娘と再会できるように手助けをするようにと呼びかけます」と訴えた。