文/中国の大法弟子
【明慧日本2016年8月31日】夫はある国営企業の元幹部でした。彼はその企業で共産党の組織部長、労働組合主席、また当企業の法輪功迫害部門の責任者を担当していました。
重病を患って気性も激しかった私は法輪功を修煉してから、心身ともに健康になり、性格も穏やかになりました。舅と姑を激しく恨んでいた私は、心から舅と姑の事を大事に思い、孝行するようになり、どんなことでも、全く気に留めず、常ににこにこするようになりました。夫は私の身に起きた変化を見て、法輪功の素晴らしさを実感するようになり、公然と自分のことを、「法輪功の家族」と言い、法輪功への迫害の関与を拒否するようになりました。彼は車を運転して、留置場に私を迎えに来てくれたり、家族のいない同修を迎えに来てくれ、時々は法輪功の資料の配布を手伝ってくれました。
しかし、夫は、私が人に法輪功の真相を伝えることを反対していました。(私は真相を伝えるのが苦手で、共産党文化が多い)。そのため、夫がいるとき、私が真相を伝えると、とても緊張して、怯んでしまいました。夫と接している多くの人を救いたいと思いましたが、手も足も出ず、なかなかうまく行きませんでした。
国営企業の膨大な資産は共産党に飲み込まれ、数千の従業員と数万人にも及ぶ家族は途中で放り出され、建前では「一時帰休」というものの、実質的には失業状態になりました。夫も仕事がなくなりました。
大法を修煉して、心筋梗塞と脳梗塞が治った
2011年12月、夫は高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞で倒れました。その他、脳静脈血栓症、脊髄灰白質変性症、頸動脈狭窄症、下肢閉塞性動脈硬化症、腎臓機能異常などの症状も出ました。いつも突然意識を失い、半身不随の状態がしょっちゅう現れ、毎日30種類近い薬を飲み、1日に50~100グラムのご飯しか食べられず、糖尿病の症状も重くなり、いつ命を落としてもおかしくない状態になりました。一生忙しく過ごして、ようやくゆっくり休める年令になったとき、体がボロボロになりました。
権威のある循環器の専門病院からは、「点滴は絶対禁止です。心臓に負担をかけてはいけない」と警告され、「命が危ないので、すぐ入院治療しなさい」と言われる一方で、有名な脳外科の病院からは、「点滴の量を増やし、血栓を溶かさなければ、半身不随になりかねません。すぐに入院治療をしなさい」と言われました。
それぞれの言い分で、自分の専門でしか病気を見ない病院は、いずれも、二つの病気を一緒に治療するのは難しいと言いました。その上、今度は、腎臓にも問題があるといい、腎臓の検査も勧められました。
私は万策尽きて手も足も出ない状態になり、毎日びくびくして、夜中に、何度も手を夫の顔に当て、まだ息があるかどうかを試しました。その時、修士の学歴を持つ夫はすでに脳機能障害を起こし、痴呆症の症状が出ました。病院から、知能指数を測りたいと言われ、私は循環器と脳外科の二つの大病院からの入院通知と腎臓病院で検査する紹介状と、すでに数千元もかけて検査した結果を前に、途方に暮れて、どうしたらいいのか全くわからなくなりました。
この時、夫は「家に帰ろう。あなたが健康になれたから、私も健康になれるよ。あなたについて、法輪功を煉功する」と言いました。以前、私は何度も彼に法輪功を勧めて泣いたりしても、彼は大法修煉に入って来ませんでした。夫の話を聞いた私は、心が晴れ晴れとして、重荷が下りました。偉大な師父が彼の面倒を見てくだされば、私はもう悩むことはないと思いました。
修煉を始めた夫は大法を信じました。師父が彼の体を浄化してくださったのを何回も見ました。夫は、「体中に法輪が回転していて、黄金色の卍符はチップの回転よりも速い」と言いました。彼の体の変化は、親戚の中で大きな波紋を呼びました。すでに死に瀕して、顔色も暗く、今にも死にそうな人が、こんなに早く元気になり、顔色も赤くつやつやしているのを見て、親戚たちも次から次へと法輪功を煉功したいと言い出しました。
その間、夫は心臓が激しく痛くなったり、両足の力がなくなったりする症状も顕れましたが、師父を固く信じ、師父がおっしゃった通り、法の要求通りに行動することによって、すぐに危機を脱しました。今、夫は病気がなく体は軽快にななり、糖尿病さえ消えてなくなり、食べたいものをなんでも食べて、時々、車を運転して、家族を乗せて遠くまでドライブしたりしています。心身ともに健康になり、私たちはほんとに幸せになりました。
名実ともに「脱党拠点」になる
多くの従業員がまだ真相を知らず、中国共産党の虚言に騙され、佛法を憎み、共産党の副葬品になる危険にさらされているのを見て、夫は、家で従業員をいろいろ助けながら、平安を守り、三退を勧めるようになり、私の家は名実相伴う「脱党拠点」になりました。
今、庶民は何をしても、大変です。区役所や町役所でやるべき事も従業員たちは夫に訴えにきます。最初は従業員が1人で来て、その後、家族も来るようになり、時には、1日に2~3の家族が訪ねて来るようになりました。夫は力になれることなら、誰に対しても心を尽くして助けるのですが、彼は無口な人で、法輪功の真相を話すのはいつも私が担当しています。従業員たちは彼の以前の立場を知っているからか、共産党に深く毒害され、観念を妨害されているからか、時々、真相を聞こうとせず、他の話題に移ろうとしました。夫は、「よく聞いてあげてください」、「それは全部真実です」、「あなたたちのためです。私も三退したよ」などと言います。彼は職員の中で人望があり、また、元共産党の組織部の部長で、いわゆる職員が頼る「組織」の長でした。彼は共産党の党務をしている中で、共産党が伝統文化を破壊し、道徳を破壊し、人心を破壊し、環境を破壊し、人類を破壊しようとする本質を徹底的に見抜いたため、口数が少ないのですが、彼の言葉はとても効果がありました。
以前、私たち夫婦は相前後して不治の病を患いました。法輪功を煉功していなければ、とっくにこの世にはいないはずです。子供は生まれた時、脳性麻痺の障害があって、我が家はまさに「レ・ミゼラブル」そのものでした。しかし、今、私達一家は健康で楽しく、充実しています。子供は大学を卒業して、教師になりました。子供はよく、「私の家庭は本当に素晴らしい」と言っています。夫の昔の同僚もいつも羨ましそうに、「私の妻にもどうやったら良妻賢母になれるか教えてあげてください、女性の生き方、幸せの秘密を教えてください」と言います。私は彼に「『轉法輪』を読んでください。なんでもその中にありますから」と心から伝えています。